2人は名探偵

加奈子

第1話  第1の事件

 ある寒い日の夜だった。ここは北海道の恵庭市というところ。

恵子と邦子は仕事の愚痴とか言いながら車でドライブをしていて、その道中邦子がキューブレーキをかけた。「なしたの?邦ちゃん?」と恵子がいうと、「今黒い人影が横から飛び出してきて驚いてしまって…。」「え?そんなのいたの?」「うんびっくりして…。」「一応何か車で轢いてないか見よ?ね?邦ちゃん。」「うん」と言って二人車の前に出て確認していた。そこには男の人が刺されて倒れていた。「どっ、どうしよう!これって最初っから横たわっていたわけじゃないよね?」と邦ちゃんは言った。「だってこんなとこに寝てる人なんていないでしょ?」「そうだけど?警察と救急車呼ぼ!ね?」と恵子が言った。でも、邦子は放心状態だったので代わりに警察と消防に電話したが、警察のほうは担当の方がいないため「後日事情聴取を。そして千歳警察のほうからそちらに向かう」と言われて、後日に私たちの事情聴取することとなった。消防に電話かけて救急車を頼もうとしたら、「今皆出払ってしまって、対応ができないのであなたたちで何とかしてほしい。」と言われてしまった。その数分後、恵子の電話が鳴って、「千歳の消防に応援を頼んだので、千歳警察の方と、救急車が車でもうしばらく待っていてほしい」と言われた。一応その現場を荒らしてはいけないのでそのままにしていた。本当についてない日だと2人は思っていた。邦子は放心状態から立ち直ったばかりだし、恵子は「腰を抜かしている場合じゃない!」と思ったので、気を張って自分の仕事場ならどうしたらいいのか?はわかってはいたが、一応のためにあるところに電話した。「すみません!緊急で搬送してほしい方がいるのですが、」と恵子は仕事場の恵みの病院に電話した。「その声は恵子ちゃん?どうしたの?」と主任の末永さんが出た。「そっれが、邦子さんは運転している車に乗っていたところに人が飛び出してきて、それで邦子さんがキューブレーキしたのはよかったのだけど、よく見たら刺されていて、それで邦子さんびっくりしてしまって、放心状態で困ってしまって…。私ひとりじゃ運べないし…。」と恵子が言った。「今どこにいるの恵子ちゃん達は?」「島松ですけど?」「確か、その近くに木村国広さんの家なかったかな?「その方は?」「元警察官の刑事の方。そしてれすきゅうーの人。その人の電話番号教えるからちょっと助けてもらいなさい!ね?落ち着くのよ?貴女ならできるから!」と主任の末永さんが言って電話番号を教えてもらいその木村さんに電話をかけた。「すみません。夜分遅くに。木村さんですか?今島松神社の近くにいまして、事故に遭って、一人はそのショックで放心状態で、もう一人は、刺されていて出血が止まらない状態で、名前が判らないのですがたぶん大淺さんだと思うのですが、今ミニパトと、救急車を待っている状態です。私の友達だけでも運びたいのですが、来てもらえませんか?もし近くにいるのなら」「警察には電話したのかい?」「はい千歳のほうから来てくださることにはなっていて、今向かっているみたいとは言っていました。」と恵子はその木村さんに携帯電話で話した。「とにかく俺今島松のラルズにいるから荷物おいてそっちに行くからすぐに行くから待ってなさい。怖いかもしれないけど?二、三分で行けるから」と木村さんは言って電話を切った。恵子は「邦ちゃん!邦ちゃん!」と声をかけていたら「お恵?どうしたの?キャー!」と言って倒れてしまったのだ。やっと放心状態から立ち直ろうとしていたのにまた気を失ってしまったのだった。恵子は心中の中でこう思っていた「こりゃだめだ。あんなに死体慣れしているはずなのに…でもあれはちょっとね~?」と思ってしまった。その数分後木村さんが来て、「邦ちゃん!邦ちゃん!しっかりせんかいな?看護婦さんが驚いていたらだめだろうが?」と木村さんが声かけてきた「木村さん?なんで?」と言って邦子は起きようとして、目の前の死体にびっくりして木村さんに抱き着いて泣いてしまった。「この人まさか私が?」「違うから!邦ちゃんじゃない!最初から刺されていたの!」「え?そうなの?警察の人は?」「今現場検証していったから。あとは国ちゃんを運ぶだけだったのよ?でも気を失っていたから貴女は。それで木村さんに来てもらったわけ!あなたの知り合いに刑事さんいたなんて知らなかったわ!」「元だけどね?」と木村さんは言った。「ちょっと落ち着くまで家に来なさいな?落ち着いたら家に帰ればいいし。どうせ俺のとこからそんな遠くないのだから。」木村さんは言ってくれた。「だって奥さんと子供さんが・・・」「そういえば言ってなかったっけ?俺別れたのよバツイチ!」「え?そうなの?」と邦子は驚いてしまった。てっきりいるのかと思っていたから奥さんが。「あれ?この死体なんか知り合いに顔が似ている気がするんだけど?」と恵子が言った。「この人知り合いなのかい?お恵ちゃん?」と木村さんが言った。「それがもう昔のことなので友達の知り合いなんだけど?確か大淺さん」「さっきもお恵ちゃんに警察の人に聞かれていたよな?」「うんでもわからなくて忘れてたし会ってなかったし?」「そうだったんだね?」と木村さんは頷いていた。でもなぜ刺されたのか?そして誰と会っていたのか?が恵子は知りたかった。現場検証が終わった後に警察官が来て、「もう今日は夜も遅いので後日事情聴取を。」と警察官に言われたのと、その男性は行きもなく、死後硬直が始まっていたので、遺体を恵み野に搬送して、木村さんの自宅に落ち着くまでいて、そして朝方沈黙のまま帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る