中学時代タイプだった全く話さなかった子と高校二年生で仲良くなる話

ぬくずなつろう

第1話 クラス替え

土日で延長された春休みが終わり、今日から高校二年生が始まる

学生の楽しみと言えばクラス替えではないだろうか。

勿論、俺こと小野優斗おのゆうとも例外ではない。朝の準備を済まし、昇降口に張り出されている計六クラスのクラス替え表から自分の名前と数少ない友人の名前を全力で探す。このクラス替えで俺の高校二年生の生活が決まると言っても過言ではない。言わずともわかるだろう。友達が居ず寂しく移動教室を行う事になりかねないのだ。幸いな事に小学校からの付き合いの藤井幹太ふじいかんたと一緒、それ以外は一年生の頃同じクラスでも然程話したことない人達だらけ。


まあ仕方がない。なんせ俺はコミュ障だからな!話しかけられた事に対してレスポンスは出来るがそれだけだ!それ以上のことはさっぱりできん!

自分で悲しくなってこないかって?HAHAHA!ちょー悲しいぜベイベッ


それはさておき、もう一つ気付いてしまった。中学三年生の頃に僕のタイプの全てに当てはまってきた海野雫うみのしずくさんがクラス替え表で俺の隣に...


いるということッ!!


ポニーテールに丸メガネ、綺麗な顔、特に耳の形と脚の肉付きが最高

なんとなく俺の性癖がわかってきたことだろう。そんなことはどうでもいい

名前が俺の隣ということは、最初は出席番号順で座るわけだろう?

海野さんの後ろに俺がいる事になる。すると、どうなるか。


そう...一生海野さんのことを見ていられるッ‼︎ポニーテールだから後ろからだとたまに髪が揺れてフリフリすることもあるだろう...ふっ...これ以上に素晴らしいことがあるかってんだい!!コミュ障な俺は後ろから話しかけるなんてような超スーパーハイレベルな行動なんて取れるわけがない。だからこそ見てるだけでいい。

いいや、見てるから良いのだ。何言ってんだろうね。これがの想像力ってやつだよ



一気に俺の興奮ボルテージはほぼMAXになっている。そりゃあそうだろう

可愛い女の子と同じクラスで更に後ろの席なんだぞ?海野さんが吐いた空...ここから先は少し気持ち悪いかもしれない、やめておこう

早速朝から気分が良くなった俺は自分の教室へ向かう…



作者から…

これは試験用みたいなものですもしかしたら途中で

断念してしまうかもしれません


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