高齢ドライバーよっさん

野口マッハ剛(ごう)

運転はお孫ちゃんのために

 高齢ドライバーよっさん。


 夕方のとある国道で時速120キロメートルで走っている。ちなみに軽の車である。


 アクセル、ブレーキ、どっち?


 そんな状態で時速120キロメートルの極限状態でも、よっさんは冷静である。


 ブレーキを踏む、よっさん。


 すると、お孫ちゃんのみっちゃん、十一歳がよっさんの元に嬉しそうにやって来た。


「おじいちゃん、今日も来てくれて、ありがとう!」


 よっさんはそんなお孫ちゃんの笑顔が見れて満足なのである。


 そこに、改造車と思われるスポーツカーが。


 中から走り屋と思われる女性が降りてきた。


 女性はチエと名乗った。


 どうやら、よっさんの走りを見てチエがカーレースを申し込んで来る。


 レースは国道で。


 よっさんはチエの申し込みを受け入れる。よっさんは変なところで負けず嫌いなのだ。


 二人は早速、スタートラインに。


 よっさんとチエが同時にスタートを切った。


 直進の多い国道で、改造車のチエは240キロメートルと言う驚くべきスピードを出す。


 よっさんは120キロメートル。


 けれども、カーブが多くなった国道で、よっさんのドライバーテクニックが発揮される。


 カーレースはよっさんとチエのいい勝負で幕を降ろした。


 よっさんはみっちゃんと家族の時間を。なぜか走り屋のチエもそこに居た。


 すると、白バイ隊員がやって来た。


「すみません、速度超過の通報を受けて来ました。二人とも話を聞かせてください」


 くれぐれも安全運転だぞ★


終わり💪😇✨

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高齢ドライバーよっさん 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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