第7話苦手なあれ
我輩は、Mである。
名前は、飼い主が好きなキャラクターの名前から、漢字一文字を入れて付けてくれた。
愛情を感じて、とても嬉しい。
だが、昨日と今日は小さな殺意を覚えた。
我輩が苦手な、横っ腹を長い両腕で挟む、“だっこ”という
我輩は、顔を背けながら“おろして!”と訴えた。
だが、飼い主は何をとち狂ったのか、“Mちゃん……可愛い!”と奇声をあげながら、ほっぺをスリスリしてきたのである。
気色悪い!
我輩はスリスリ第2弾を阻止すべく、飼い主にダブルネコパンチをお見舞いし、ようやくおろしてもらった。
そもそも、我輩を抱き抱えること自体、100年早いのである。
もう少し、我輩の気持ちを察することを覚えて貰いたい。
令和3(2021)年8月1日作成
令和4(2022)年5月6日改稿
Mのお題
令和3(2021)年8月1日
「あの作家の文体にチャレンジしてみた」
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