俺の中二病を、幼なじみが同時通訳してくるんだが。
ゆずてん
第1話 我が伝説の幕開け(入学式)
俺の名前は和田 大空(わだ そら)、自分から言うけど中二病だ。
だけどそれを恥じているわけではなく、誇らしげに思っている。
今日は俺のが通うことになる高校の入学式だ。
ここで俺の新しい伝説が生まれるだろう。
張り出されたクラス分けの紙を見るとどうやら1-A組のようだ。
教室まで向い席の場所を確認すると窓側の一番後ろだった。
これは中二病にとっては一番よい席だ。
開けた窓からくる風と太陽の光を浴びながら、クラス全体を見渡すことができるからだ。
それに、マンガやアニメでも主人公はなぜか席が一番後ろで外を眺めるシーンが多いからとても良い。
生徒と教師が全員揃うと席に座り、それぞれの挨拶が始まった。
廊下側の前の方から行っているため必然的に俺が最後になる。
それはとても良く、最後だと一番目立つことができる。
俺にとって第一人称は大切だからな。
時間がたち俺の番になり、立ち上がって大きな声で言ってやった。
「我は大空と大地を統べしウィンド。ナイト・ツリー学園から来た。皆、我に付き従え。」
言い終わって決まったと思うと、すぐさま隣から
「僕の名前は和田大空です。夜桜中学校から来ました。クラスのみんなと仲良くしたいです。と言っています」
の声が聞こえそちらを向くと幼なじみの矢田光(やだ ひかり)がほぼ真顔の状態で通訳をしていた。
そしたら3秒程の沈黙があった後教師が
「は、はい。和田君これからよろしくね」
と言ってそのままチャイムがなり挨拶が終わった。
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初めて投稿しました。
初心者のため読みづらいと思いますが、呼んでくれるたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
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