第7話 虹の色をめぐる戦い

虹を神様と考え、それが何色かでずっと戦争を続けてきた国がありました。

赤虹の国は虹の色は赤だと、青虹の国は青だと主張していました。


虹は緑色だと考える緑虹の国は、自分たちも戦いに巻き込まれかねないと心配していました。

緑虹の国の王様は、自分たちはどうすべきかをひたすら考えました。


その結果、王様は赤虹の国の王様に会って言いました。

「虹の色はほとんどが、あなた方が言われる通り赤ですが、少しだけ青も入っていますね」


次に青虹の国の王様に会って言いました。

「虹の色はほとんどが、あなた方が言われる通り青ですが、少しだけ赤も入っていますね」


それから争いは起きなくなりました。

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