第2話教室①
入学式が終わり、そのまま昼ご飯を食べた。
近くの弁当屋でタルタルチキン弁当ご飯大盛りを購入し親の車で頬張る。
他の同級生は皆でどっかに食べに行ってるそうだ。(SNSで知った)
なんだか寂しいような気がするが仕方ない。自分は松葉杖という事もあり二階の教室には行けず同級生とは交流できなかったからだ。頑張れば行けたかもしれないが、教師たちが止めてきた。っていうか皆楽しそうだなぁ(SNSを見る自分)。
次の日になった。
高校まではバスで行かなければならない。だが自分は特例で怪我が治るまで車で登校する事ができた。車から降りるときも他の生徒の視線が気になりかなりきまづい。
「たのしんでなぁ」と親戚の人が車から降りる時に言った。なんだか少し心が軽くなったような気がした。
教室は二階だか今日からは自分でなんとか行かなければならないらしい。だったら入学式の日も行かせてくれよと思ったが、言わなかった。
ただここで予想外の出来事が起きた、同じクラスメイトの二人が階段の上り下りを手伝ってくれるそうだ。
A「よ!東!大丈夫かよ!」
B「何、怪我なんて聞いてないんだけど笑」
「まじサンキュ!」俺は明るく言った。っていうかこの2人誰だよ…
教室に入り周りを見渡す。
想像以上に人がいた。しかし俺が驚いたのはもうある程度コミュニティが出来上がっていることだ。小中野球部だったとはいえ俺は陰キャだ、たった1日でここまで友人ってできるのかよ。自分の机に座る「いやぁ参ったな」。
そんな午前8時30分だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます