きっと今が1ページ目

物語の一ページ目は

どれくらい大切なものだろう?

生まれたばかりの歩けない物語は

きっとキミの手だって必要としてるんだ


差しのべないと育たない

怖いかもしれないけれど

キミだってここで生きている


憶えてはいないだろうけど

いつだってキミの手を

誰かが握ってくれていた


世界の規則を教えて

夢を語り

理想と善悪の指針となった

きっと思い出せないだろうけど

知ってるはず


そう教えてくれた誰かは

顔を覚えてないハズさ

キミの前で道を塞いだりしていない

横に立って前を指さしてたんだから


物語の一ページ目は

どれくらい大切に見えた?

目次のないものだから

キミだって真っ白なページに

未来を描いてあげるんだ



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