光と音 北風と太陽
この乗り物はなんだい
止まってるのか 動いているのか
光が笑う
この長いのはなんだい
遅いわりには 長くて大きい
音がついてくる
こんなゆっくり行くよりも
この背に乗っていったらと
光と音が誘うけど
これが良いんだよと
つばめは小さな翼で断った
きみたちほどじゃないけれど
飛んだのならば僕も速い
教えてあげる これは旅なんだ
風がビュンビュンふいて
彼のお気に入りのコートはしわしわ
太陽がポカポカ得意気
彼のお気に入りのコートは汗だく
ケンカをしてたのは気づいてたから
つばめは止めなかったことを気にしてる
知っていた?
旅人はあのコートを着て
きっと旅がしたかった
教えてあげる それが旅なんだ
ねぇ 光
やあ 音
元気だね 北風
怒られたのわかってる? 太陽
僕がまた飛ぶときには
みんながいないと飛べないけれど
旅人は見えない切符を持っているから
車掌のつもりで話しかけてよ
そしたらきっと 応えてくれる
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