つばめは切符を買って座席に座る

切手

片道切符みたいなもの

消印が薄くたって分かっちゃう

つかわれた切手いのちに変わりはない


心地よいエンジンの振動


運ばれていく僕の行き先は

きっと望まれた場所だと

重なった同じ仲間境遇が教えてくれる


心地よい束ねられた仲間なかまの声


どこにいくの?

どこにいこう?


どこだっていい

届くといいな


きっと大丈夫

読んでくれる


笑ってくれる

泣いてくれる


僕は誰かの手に


切手も

手紙も

想いも


ぜんぶ僕があなたに



ほら、いのちみたいなもの



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