かわいい栗鼠はその鋭い歯で警告する

しゃぼん玉 が とんだ

屋根まで  が とんだ

屋根まで  が とんで

こわれてきえた


風が 風が ふくな


しゃぼん玉…



それはたったひと文字の槌

それはたったひと文字の薬



線を引くのは きみのゆび

画面を滑らすのは ぼくのゆび

小さな手紙は きみのペン

感情の飛び散りは ぼくのふで



ひと文字は簡単に生まれるけれど

ゆびはすぐにうごくけれど


止めることは

気づくことは


いつもその後


知っているはずだ

ぼくときみのひと文字は

すぐに積もって一文に


全てを壊すと

全てを治すと

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