第7話 より安全な世界へ

 サイキック・タスクフォースの調査によって、ドクター・オカザキについて驚くべき事実が判明した。それは、彼自身が、自分の技術の犠牲者になっていたことである。


 数年前、ドクター・オカザキは、新しいタイプの共感能力を高める装置の実験を行っていた。それは、装置の使用者の能力を、超能力者のレベルにまで増幅することができるものであった。


 しかし、その実験は失敗し、ドクター・オカザキの脳に負荷がかかり、彼の精神に深刻なダメージを与えてしまった。そこでタスクフォースの面々は、ドクター・オカザキを救い、博士の持つテクノロジーの危険な作用を無効化することに作戦をシフトすることにした。


 彼らは超能力を用いて、ドクター・オカザキの脳にアクセスし、正常に戻すための治療を行った。そして、彼の病状を安定させることに成功し、ドクター・オカザキの精神は正常な状態まで回復した。


 この事件の後、ドクター・オカザキは、自分の知識や技術をもっと有効に使おうと決心した。彼はタスクフォースと手を組み、困っている人々を助けるために超能力を使用することに焦点を当てた新しい組織を形成した。彼はその生涯を、人々の暮らしに役立つ新しい技術や機器の開発に捧げた。タスクフォースは、彼の研究が、権力や支配を求める人々によって悪用されることなく、良い方向に使われるよう彼と協力した。


 この組織は、人々がうつ病や不安、その他の精神的な問題を克服するのに役立つ新しい技術やテクニックを生み出した。また、超能力を悪用する団体や個人を摘発し、無力化することにも力を注いだ。


 彼らの努力のおかげで、世界は超能力を持つ人々にとっても、それ以外の一般市民にとっても、より安全でより良い場所になった。人々はもはや、操られたり、コントロールされたりすることを恐れず、その代わりに、自分の能力を使って、幸せで充実した生活を送ることができるようになったのだ。

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