第19話 お義父様を助け隊 結成!《2》



「いや、実はその飴ちゃん?だが、毒の作用によって販売場所が異なるんだ…





何か毒に関する情報は無いのか?どんな場所で使用されてどんな症状がでる、とか…まぁ分かるわけないよ「んー、それでいうと、もしかすると陛下にも使われるかもしれないわね!!!」












「は?!?!お父…陛下が?!?!」














驚きで美少年の顔が台無しだ。












「その話詳しく教えてくれ。」













「んー…まぁレイは隊員第1号だし教えてあげるか!!えっとね~」















かくかくしかじか…










前の人生で分かっているところを説明する…



ただし、前世の記憶があるといっても初対面でこんなこと言われても怖がられる気がするので、何となく夢の出来事としてふわっと説明をした。













「…君の話をまとめると、君の義父が陛下との会議中に何者かがいれた毒物を飲み、そのまま一瞬にして息を引き取った…と…

そうなるのを防ぎたい…と。そういうことだな?」












「まぁ、要約するとそんな感じ!なんだかこうやって話してるとレイって貴族の偉い人みたいね!」








「…そうか?」










「うん!なんか部下従えてそうでかっこいい!!」











「…どんな印象だよ。




まぁ、その話が起こりうることとして、理解はした。ただ今すぐにその飴ちゃん…を渡すのは無理だ…


俺の連絡を待てるか…?1週間以内には返答する。」
















「…ん~まぁ今日で解決できるとも思ってなかったし、大丈夫よ!ただ私一応公爵家の令嬢だからさ、そんな簡単に連絡とれないのだけれど大丈夫?またメイドで出てこようか?」








「そんな危ないことはもう二度としてはダメだ!」






食い気味に言うレイ。






「何よ、そんな必死になって~わかったわ!」







まぁ、心配してるのかな?












「では馬車まで送ろう。だんだんと暗くなってきたことだし…」











そう言われてはたと気づく…










(あれ、私帰りどうやって帰るんだろ…苦笑い)











出ることだけしか考えておらず、帰りのことをすっかり抜け落ちていた。










「…あは?」












「…君まさか帰りの馬車ないのかい?」











「てへっ?」










ぶふっ



「くははっ、ミリー、君最高だよ!!」










美少年が大爆笑している…











(笑った顔綺麗だなぁ…)











「仕方ない、帰りの馬車は用意してやるが、今日は怒られる覚悟で帰るんだね。」






























なぜ?!?!









そんなことを思いながらあれよあれよと、レイが用意した馬車に乗せられた私。











(なんだかんだ…楽しかったな…)











2度目?の人生。こんな破天荒なことしたけど、でもやっぱり人生いい方向に進むには行動あるのみ!!



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