第15話 味方を作ろう《1》



数日熱が続いたミリー。







回復して思ったのは、義父が毒にやられるまで

残り数ヶ月…といった短い期間だということ…















まだ10歳の女の子のいうことなんて聞かないわよね…















前世では普通のOLだったし、毒を解毒できるようなそんな知識は持ち合わせていない。


















役に立てる知識と言えば、確かお母様が前のミリーの時、





『これがあればあの時旦那様は死なずに済んだかもしれないのに…』





と飴玉みたいなものを手に泣いていたのを見たことがある…



(めちゃめちゃ役に立つ情報)













確かあの時城下町に行った帰りだったわよね…










あの時は全く興味がなくメイのことで頭がいっぱいだったのだが、今なら何となく分かる…














(あれ、解毒薬になる飴玉だったのかも…)























よし、城下町に行こう!!!!









まずはバレずに家を出るために執事を買収よね!!!←?!?!




ミリーは執事の元へ向かった












ーーーーーーーーーーーーーー







「トバース!!!」







執事、、もといトバースを発見し走る










「…廊下は走らないでくださいませ







…で、なんでしょう、ミリーお嬢様…」











トバースの家系は、昔から公爵家に仕えている。










最近父から執事の座を引き継ぎこうして仕えているため、恐らく私の事を信用していない。















(メイをいじめていたしね。ただ私は変わったのよ!!)













「走ったことはごめんなさい!急ぎなのよ!!トバースにお願いがあるの!!!!」













「…なんでしょう。」












「城下町に連れて「ダメです」












「即答おおおおおおおおおう!!!!!」











「…お嬢様は公爵家の人間ですよ?簡単に出れるわけないでしょう。…(また何をしでかすつもりですか」











(聞こえてるっつの)











確かに日々メイをいじめ、そんな中城下町にいくと行ったらどうせ何かやると思われても仕方ないだろう…










ただ私はめげていなかった。






「…私は!絶対に!!城下町へ行きますわ!!!」











「ダメなものはダメです。旦那様の許可を貰ってください。」





…めげない!!!





だって私は、、そう、報連相!!!!

今私は城下町に行きたいと相談したし、行くと報告したわ!!








何やっても大丈夫!!!(多分違う)









…買収できないのなら、私にだって考えがあるわ…ふふふふふ


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