第2話 過去《2》
小さい頃から、母にあなた達は可愛いのだからお姫様になるのよ、と言われ、私たち姉妹は世界でいちばん美しいのは私たちであると思っていた。
そんな中、父が病気で他界、母がお義父様と再婚した。
元々伯爵家だった母だが、再婚相手はなんと公爵家。
いよいよお姫様に近づいてきていると思っていた矢先に
天使のような妹ができた。
誰が見てもお姫様は妹だ。
私も姉も、そして母も、妹が気に食わなかった。
義父がいないときに、時には食事を与えず、またメイドのような事もさせた。
幸いにもメイは大人しく義父に言う様子もない。
贅沢な食事に、綺麗なドレスや宝石。
お姫様になるには必要なことよ!!と贅沢な生活を送っていた私たち。
そんな日々を過ごして1年が経過していた、ある日の出来事。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます