第3話 宣戦布告

久しぶりです。

ダンジョンマスターをしています、ノーネームです。

因に、ノーネームなのは、ただ名前を決めて無いだけで、名前をステータスに、記載?登録?何でもいいや、そんな感じでやれば、名前は付きます・・・。


まぁ、そんなことは、どうでもいいのです。

今大事な事は現状、我がダンジョンは攻撃にさらされている、と言う事。

えっ?ダンジョン何だから、攻められるのは当たり前だろ!って?

確かに、ダンジョンは攻められるのは当たり前だが・・・我がダンジョンは今、攻められるのではなく、攻撃されてるのだ。


我がダンジョンは、日本国の西之島にある。

本来は、火山活動が頻繁にあり、近づく事すらできなかった、私がここを不法占拠して、不思議パワーで人が住めるようにしたのち、ここにダンジョンを作ったが・・・


今、その島を無数の軍艦が、包囲しミサイルを撃ち込まれているのが現状。

どうしてこうなったか解らない。

確かに、ここを不法占拠している、此方が悪いのは分かる・・・

だが、問答無用でミサイルを撃ち込まれるいわれはない・・・

だから、私は正当防衛を主張し反撃する。


***


『ギャーオ』


西之島、上空を無数のワイバーンが飛翔し次々と軍艦に向け、火の玉を吐きだしてる。


「左舷後方!火の玉接近!」

「取り舵いっぱーい」


左舷後方から、吐かれた火の玉は、船が左方向に向かったことにより、外れ海に着弾する。

だが、船員には、安堵の表情はなく、すぐさまワイバーンを落とすべく機銃を撃つ・・・が機銃弾は、ワイバーンの鱗に弾かれ効果はない。


「艦長!やはり、機銃ではワイバーンに効果は在りません」

「そうか・・・」


艦長は目を閉じ考える

シーンと静まりかえる戦闘指揮所。


「撤退する」

「よろしいので・・・」

「宜しいも何も、我が艦隊には、もう弾薬が無い」


苦虫を噛み締めたような顔をした、部下に言い聞かせる様に声を張り上げる。


「全艦に通達!我々は、この海域から撤退する」

「了解!」


ワイバーンの攻撃を受け、火災が発生したふねは、複数在れど、幸い轟沈したふね

は、居らず・・・無事帰艦することが出来ることに安堵する。


そして・・・

いまだに西之島上空を飛び回るワイバーンを尻目に、撤退を決めた。






***


「ふぅ~、やっと撤退してくれた」


撤退する艦隊を見ながら、安堵のため息を吐く。


あの、艦隊船達は、日本の自衛隊の物。

日本は、ダンジョン我々を排除したい様だ・・・

おそらく、他の国からの、圧力に屈したのだろう。


まぁ、そちらがその気なら、此方にも考えがある。


「千歳!戦闘の開始だ」




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