ファンタジーな会社で、異世界バトル①新入社員ザエボスVS女の子(ドラグスレイヴを使われて、灰にされた)編

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 ファンタジーな世界で、エロいヒーローになってみようじゃないか。で、友だちのことを考えていたら、会社でのいやな記憶が、運命の輪です。

 俺の名は、ザエボス。

 エロいヒーローになるために、生まれてきた男だ(たぶん)。

 ククク…。

 バルバトスっていうおっさんが社長をやっている、ガルガスタン社に入社してみた!

 そこ、何の会社なのかねえ。今でも、良くわからない。

 パパ、ママ!

 じいじ、ばあば!

 友達、友達!

 俺たち、過保護なゆるゆる世代は、レベル上げすぎ新卒だぜ!

 世界に 1つだけの花の気持ちで、生きていけ!

 努力して生きたがらない俺らの世代が、努力をさせられてばかりだった世代を追いやるのって、何?シューショクヒョーガキ世代っていう奴ら、気の毒になあ。

 ククク…。

 今日は、休日。

 友達のことを、考えてみることにした。…にしても、会社でのいやな思い出が、出てくる、出てくる。

 会社では、グアチャロっていう名前の課長に、いじられまくり。

 入社式が終わって、その、グアチャロっていうやつに優しくされたとき、俺は、気付くべきだったのか?

 「…あ、こいつって。俺を部下にしたいんじゃね?」

みたいな。

 会社って、何?

 知らない人に、怒られる。

 この前、仕事中、スマホでゲームをしていたときも、怒られたし。

 仕事中に、勝手にトイレにいったときも、怒られた。…何で?

 飲食店にいって、他の客の注文した品の中に、こっそり、やばい物を入れたり。他人の注文したその品を、やばい物を入れる前に、奪いとったりとかさ。

 その様子を、 SNSで拡散。

 「いいね!」

 「いいね!」

 「さすが、俺ら、オンリーワン!」

 「今度は、あの店、つぶしたのか?」

 「俺たちは、ゆとりある暗黒な騎士だな」

 友達からは、いいねと言ってもらえる。なのに、友達じゃなさそうな奴らからは、怒られる。

 ククク…。

 皆、俺らのことを、わかってくれない。

 グアチャロ課長とか、そんなに怒って、疲れないのかねえ。コスパとかタイパ、悪すぎじゃね?

 「俺、ほめられて伸びるタイプなんで!」

 学生のときは、部下が、たくさんいたよ。

 ククク…。

 いや、間違えた。

 部下じゃなくて、後輩か。

 俺、マジで、エロいヒーローになりそうです。





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