マダミス

初めてのマダミス(ネタバレ無し)

※マダミスはそのゲームの性質上、ネタバレをすると遊べなくなりますが、今回はそうしたネタバレは一切書かずふわっとした参加感想になります。ようは、マダミスをやってみたいけど、どういう感じのゲームなのか全く分からないよ~!!!って思ってる人用の話です。





 と言うわけで、人生初のマダミスをプレイしたぜ~~~~~!!!!!

 皆がマダミスマダミス面白い面白い言うからやってみたい気持ちはあったところに某友人のウォンバットVtuberくんが「俺が人集めてGMやるからやろうぜ~~~!!!」と言ったノリで誘いが来たので参加してきました!!!!


 前提知識はマジで無い。一人ひとり役割を与えられ、それを元に事件を推理する。それくらい。だからどんなゲームなのか分からないのでマジで開催日まで悶々とした日々を過ごしてました。


 一応、開始前にGMから役割と事件の日のアリバイ、それに加えてどうなれば自分が勝利なのかって言う説明の画像は貰ってたのでこれを演じるゲームなのかな~って感じでいざ開始。


 TRPG用に便利に操作できるブラウザサイトを使い、情報を共有できる状態になって早速スタート。自分の卓にはいくつかカードがあり、それが自分だけが知りえる情報とか持ってるアイテムらしい。こっそり見つつ、それを開示して話したり、渡したりできるとか。ようはこの情報に書かれたことは嘘無い的な奴だな。


 それらを確認して事件が始まる。俺の遊んだゲームとしては何回か密談をして二人きりで話し合い、そこで情報のやり取りをするってのを何度か繰り返し、最終的に犯人を投票するらしい。


 なるほど、密談相手が味方かも敵かも分からない上で情報を探らなきゃならないから、随分と慎重になる。これがなかなか曲者。だって怖いじゃん。俺がこの情報を与えたせいで、相手の中で事件の全貌が分かったりすると死ぬほど煽られちゃうし……しかし、ある程度はぐらかし続けても「何でコイツ情報を渡さないんだ? なんか怪しいな?」とか思われそうだし……。


 そういうのを自分の中で考えて行けばいくほど、ドンドンと疑心暗鬼になっていくんですよね。多分、この人は味方、この人は敵……みたいなのふんわり考えてても信じられず、それでいてアリバイの食い違いもあったりするから、「何でこんな食い違うんだ……?」ってのも考えて行かなきゃならない。いや~~~~脳みそのスペックが足りなさ過ぎるよ~~~!!!!


 他の人たちが密談してる間に、今得た情報をメモして推理したりするんだけど……う~ん、やっぱり無理。なんとなくコイツが怪しいとか、コイツはこれを隠してそうとかなるけどねぇ。


 でもね、終わったあとに聞いてみると、相手も同じような心境なんだよね。自分が疑われることを前提で相手を疑っていく中で正気を保つことがどれだけ難しいか。


 さらにそれに加えてプレイヤーによるヒューマンエラーも起きる。一人が素で二つあった時間の違う出来事を同一視してめちゃくちゃ怪しまれたかと思えば、また違う人はカードやアリバイに書いてないオリジナルの情報を作り、その情報のせいでまた混乱してしまう、と。


 そこらも込みで考え始めると、も~~~~~めちゃくちゃ!!! とてもミステリ作品みたいに綺麗なアリバイとか、綺麗なアリバイに見せるためのアリバイ工作とか出来っこないよ~~~~!!!!! 


 そしてラスト、投票前の推理の披露へ。ここはね~、いかにも怪しいと言われた人がガバガバでちょっとしどろもどろな一方、違う人は凄い自信満々に自分の推理を披露したの。どっちを信じるかと言われたら当然後者じゃん?


 でも、それ自体が実はシナリオそのものにかけられた罠だった……とかまであるんだよなぁ~。もう完全に制作者まで俺らを騙しに来たら最後の最後まで混乱しっぱなし!!!!!


 そんなわけで、初めてやる場合はもうあきらめて混沌に身を任せましょう!!! ある程度やって行けば慣れるかもしれませんけど、初見で上手い事やるのは無理だと思います!!!! 


 でもだからこそ、一生に一度しか遊べないシナリオで自分たちだけのミステリを体験し、楽しめるのだと思います。みなさんもマダミスやってみましょう!!!!

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