悲しきモンスター

 深夜の2時に目が覚めた。起きなくていいのに。


 そろそろ死ぬか。俺も


 永眠したい。


 もう嫌だ。


 難しいことを書く気力がない。なんて言うか、全てが嫌だ。


 あのちゃんの「ちゅ、多様性」を聴いている。あのちゃん可愛い。あのちゃんになりたい。あのちゃんとちゅーすることなく死んでいくのだと思うと悲しい。あのちゃんと付き合いたかった。おしゃべりがしたかった。


 多様性と言っても、痛みを味わって初めて人は共感出来ますから。人の痛みがわからない現代人に共感を求めても無意味だ。それに今の時代、痛みに鈍感なタイプばかり勝ち残ってるから、他人を当てにしない方がいい。


 まともな奴は全員、戦争で死んじまったよ。


 あるいは、絶望して自殺した。


 俺の好きな人ばかり自殺してしまう。みんな、この世で生き残るには繊細すぎた。


 繊細な奴は、この世で生きていけない。


 痛みなんて捨てろ。生きたいのなら。


 俺はどうでも良くなって、痛みを捨てた。そしたら生きやすくなった。諦めてると生きやすくなる。希望の数だけ失望するのだ。


 人間性を少しずつ切り取って、燃えるゴミの日に出せ。


 ルネスタを何錠か飲むと、苦しかったのが嘘のように消えた。水の泡のよう。所詮俺の苦痛なんてこんなもん。


 なんか、パソコンのモニターの調子が悪くてつかない。


 あのちゃんの赤ちゃんが欲しい。


 買った記憶のない酒の空き缶がある。


 ??????


 少し怖い。まあいいか。


 現在、深夜の2時半ですが、適当にコンビニ行って酒を買ってこようと思います。


 と思ったけど、寒いから布団の中にいる。


 何もすることはない。


 人と人は真の意味で分かりあう事はないだろう。


 タバコはうまい。


「わかる。それうまいよね」


 くらいの共感でいい。


 マージャンのオンラインゲームをしていた。タバコを吸いながら。コーヒー飲んで。


 俺は追い詰められている。俺の人間性は崩壊に向かっている。


 誰か俺と赤ちゃん作ろう。


 どうでもいいんだ。なにもかもが。


 永遠のお別れなんて悲しすぎる。どうせ別れるなら最初から知り合わなきゃよかった。


 最後に残るのは互いの傷だけです、か。


 ベランダの風は冷たい。


 俺はあなたを傷付けた。


 ごめんね。


 寂しい


 これ以上壊れたら元に戻れない。


 最近、ほかほかライスさんやミャウさんに対して、「赤ちゃん欲しい」とか書きまくってて申し訳ない。


 俺は単なるセクハラおじさんです、か。


 まだ26歳なんだけどな。


 でもどうせセクハラするなら突き抜けないと逆にキモい。


 男たるもの、好きな人にはストレートに赤ちゃん作ろうって言うべき。


 駆け引きなんて必要ない。


 終電を逃しただの、ちょっと休憩して行こうか? だの、そんな言葉は必要ない。


 ストレートに「赤ちゃん作ろう」でいい。


 俺は愛を失ってしまったのだ。


 その結果、悲しきモンスターが生まれてしまった。


 愛を無くして、行き着いた場所は首吊り台です、か。


 愛を取り戻したいと思っている。


 愛なんてもう枯れ果てました、か。


 君がいない生活にも慣れ果てました、か。


 人は愛が無ければ生きていけない。それは本当だったようだ。俺はどんどん壊れていく。俺を見た君は、泣いているのか笑っているのかよくわからない顔をした。俺は視力が悪くて、あなたのことが見えなかったよ。


 冬が来たと思ったら、もう直ぐ春が来る。


 人生に完璧を求めすぎるな。普通、普遍、その日常が既に特別なんだから。みろよ、俺だって完璧なんかじゃないけど今日も酒を飲んで生きてる。


 あなたの人生にもいつか春が来ることを俺は願ってやまないよ。


 それでは聴いてください。松任谷由実で「春よ、来い」





 次回に続く

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