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金野亀男の最後を看取って僕はもう一度久保、さんの様子を見に行った。
「調子はどう?久保、さん。」
「なんかだいぶ良くなったよー、白石クン、一緒に寝る?」
久保、さんが布団から両手を伸ばしてくる。
「オイ、それは一体何だ?」
布団の傍らにある物体からとんでもないマイナスの邪気、つまり除霊師が持てば魔人すら簡単に封印できる有体物である。
一般には短冊の型をしているものだがそのものは異様な形態をしていた。
「お前の横にあるそれだよ。」
「ヤァーだ、白石クン、エッチ。私のブラとパンツだよ。」
「それはどうでもいい、そのブラとかいうものの中に入ってる異形の呪符のことだ。」
「あれー、白石クン、そんなところに興味あるんだ、フェチ?」
多少付き合うのに頭痛がしてきた。
「それはパットだよー、それ入れとくと虚乳、もとい、巨乳になるんだって、リンちゃんからもらったの。」
「そのパットとやらの裏にやばい呪文が書かれているようだがオマエ、大丈夫なのか?、大魔神でも一瞬で魔力吸われて封印されるレベルの強力な呪符、いや、呪パットだぞ、半分くらい生体エネルギー吸われてないか?」
「そういえばこれつけてから体調悪いわね、そうなんだ、リンちゃんひどい。」
「いや、リンさんはお前が魔女だと知らんやろ。いろいろと間違ってると思うぞ。」
「そうなんだ、じゃさっきまで私の巨乳にくっついてたこの呪パット二つ白石クンにあげる、誕生日プレゼント追加。」
帰り道、頭を抱えた。
「どうすんだ?これ。」
作者からの返信
コメントありがとうございます!
お札の使い方を間違える人たち。
女子三人を抱いて、森の飛び込む男子高校生。
目撃者がいたら、大変な事になりそうです。
うっかり忘れていましたが、そういえば言ってましたね。
『屋上から森へ飛び込めば……』って。
豊乳の札の効果や如何に。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
通報されたら勇者イサミん社会的に死亡しそう;