奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

本記事は、奇書にまつわるテーマについて取り上げており、日本三大奇書である夢野久作の『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、中井英夫の『虚無への供物』を取り上げています。また、奇書が示す「価値観の差分」を探ることで、将来の価値観を予測することができるという内容も含まれています。


また、人間の価値観についても触れられており、過去の価値観と現在の価値観の違いを知ることで、未来の価値観を予測することができると述べられています。私たちは自分たちの信念を持っていますが、他人にとっては「鉄槌」となっているかもしれないことを意識する必要があります。


また、野球やゲームなどの文化や社会に影響を与えるものには、善悪の議論だけでなく、快不快の議論もつきものであると語られています。例えば、現在の高校野球のイメージは、かつての「害毒論」に対するアンチテーゼとして生まれたものであることが紹介されています。


さらに、提案されるアイデアや議論が一見残酷に見える場合でも、その背景には権力者たちによる搾取や貧困の問題があることを理解し、皮肉だと捉えることが大切であることも述べられています。


最後に、語り手が語りたいことを語り、聞き手が信じたいものを信じることが同じであると言及し、フェイクニュースやデマの拡散が問題になっている現代においても、情報に対して批判的に接することが大切であると語られています。


『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』 三崎律日 #ブクログ

http://booklog.jp/item/1/4046043938

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