超天然で女難な幼馴染を全力で守るヤリチン

わゐ

一 悪事は見つかるものだ

主人公 デカい ムキムキ ヤリチン

幼馴染 最強 天才 おバカ 美少年

彼女達 ヤバい 変態 清楚系 異常

────────


放課後、普通の高校生であればそのまま帰宅したり、談笑したり、どこかへ遊びに行ったりするのだろうが、俺は少し違う。


「オラッ!ここが気持ちいいんだろうが!オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」


「おっほぉ♥そこはダメなのぉ♥おおおお♥」


ゴリゴリに幼馴染の彼女とセックスをしていた。


「テメェコラァ!よくも雅を騙しやがって!お前みたいな女大勢見てきたから気配で分かんだよコラァ!もいっちょイケやぁ!」


「おおっ♥違っ♥私はただっ♥花守君の顔面をペロペロ舐め回したあと顔面騎乗位させようと思っただけでぇ♥ああっ♥イグッ♥」


「とんだ変態やろうじゃねえか!反省しろ!清楚系を装いやがって!雅が女性不信になって彼女作れなくなったらどうしてくれんだぁ!」


俺の親友にして幼馴染、花守雅が最近作った彼女はどうしようもない変態激ヤバ女であった。俺は雅が穢されるのを未然に防ぐためヤリチン大魔王として日々尽力している。


「これに懲りたら二度と雅に近付くんじゃねぇぞ!しっかり膣絞めて返事しやがれ変態女ぁ!」


「んほぉぉぉ♥わかりましたぁぁぁ♥あっ♥あへぇ♥」


度重なる絶頂で気絶したこの女を見下ろしながら俺はため息をついた。これが俺、龍堂京介の変わらないごくありふれた日常だ。


「はぁ…どっから湧いてくるんだよ、この変態共はよぉ」
















俺の幼馴染、花守雅は完璧超人である。一を聞いて万を理解する頭脳を持ち、常人では到達出来ない圧倒的な身体能力を身に宿している。それだけではない、雅は圧倒的に容姿が優れている。女と見間違うほど美しい顔立ちと綺麗に真っ直ぐ伸びた白い髪をしている、今は後ろで括らせているが、小学生まではそのままおろしていたため何度も女の子と間違われていた。おまけにブロンドと言う名前らしいが、黄色い瞳をしている。たまにこっちを見つめてくるのだが、少しドキッとする。

しかしそれ故に幼い頃は周囲から避けられており、まったく友達が作れずにいた。俺は寂しそうな雅を見て必死に努力した、そのおかげで今の俺は学年1の学力とゴリゴリに鍛えられた筋肉質な肉体を手に入れることができたのだ。とはいえ俺は雅のように5000個以上の言語をマスターしているわけでもないし、素手で大木を倒せるわけでもない。やはり雅は特別で、俺は凡人だった。


「ふぇぇ…また振られたよぉ京介ぇ」


しかしそんなチート野郎雅はかわいそうなほど天然でおバカで残念な美少年である。今俺達は初めて出会った公園にいるのだが、今日も馬鹿正直に落ち込んでやがる、どうやらあの女はちゃんと別れてくれたらしい。


「…そうか、そいつは残念だったな」


嘘である、俺が寝取ったと言っても過言ではないだろう。二度と近付かないと宣言させたあの女は足を震わせながら帰っていった、イキすぎて腰でも抜かしたんだろう。ざまぁみやがれ。


「うぅぅ…僕のどこが悪かったのかなぁ、あんなラインで振るなんて酷いよぉ…」


「あーあれだよお前ほら、きっとお前が眩しすぎたんだよ、不釣り合いな自分が恥ずかしくなって逃げちまったのさ」


これも嘘、俺がぬっぷんぬっぷんのずぶずぶにして無理矢理屈服させたからだ。暴力なんて論外だし、やつらは尻尾を出すなんてヘマをするような間抜けではない。だから無理矢理手籠めにして自分から白状させるしかない。最初は雅の彼女に手を出す事に酷い嫌悪感と罪悪感があったが今はもうない。雅が純粋なかわいい彼女を作るまで俺が守護る、正義は我にあり。


「…ま、お前なら彼女くらいすぐ作れんだろ、今日は飯奢ってやっから元気出せよ」


ポンと肩を叩いて俺達は公園を出る、俺が寝取ったのだから俺が慰めるのもどうかと思うが、俺以外の友達を作ろうとしない雅を慰めることができるのは俺だけだ、はよマトモな彼女作れ。


「うん…京介の手ってやっぱり大きいね、えへへ」


「るせぇ、キモいこと言ってねぇでとっとと行くぞ」


可愛い顔しやがって、いい加減慣れろと思われるだろうがいつ見てもドキッとしちまう。お前が女なら俺がとっくに告白してるっつーのによ。


「何食いたい?」


「京介と一緒なら僕なんでも食べれるよ!」


「じゃあピーマン食え」


「あっ…えっと…それは嫌」


このあとケーキバイキング食った、モンブラン美味かった。











「ねぇねぇ!名前なんて言うの?僕雅!花守雅だよ!」


「俺は…龍堂…京介」


俺の家の隣に引越して来たのが花守家だ、俺と雅が同い年なこともあって俺達の親同士はすっかり仲良くなった。初めて雅と会った時、俺はとても強い衝撃を受けた、子供ながらにこんな綺麗で可愛いやつは他にはいないだろうと思った。しかし雅はただチートスペックなだけの美少年ではなかった。


「京介ぇ…ルンバ改造して遊んでたらとめれなくなっちゃったぁ」


ルンバを改造して暴走させたり。


「京介っ!車持ってきた!一緒に乗ろ!…え?免許?」


勝手に車持って来ちゃったり。


「京介見てー!こんな大きい木登れたー!…うぁぁぁん降りれなくなちゃったぁぁぁぁ!!」


デカい木に登って降りれなくなって泣いたり。


「ふぇぇ京介ぇ、僕のサンドイッチ猫さんに取られちゃったぁ」


地面に置いてたサンドイッチ猫に取られたりと、雅はおバカだった、とてもとてもおバカだった。俺よりも聞き分けが良くて、俺の知らないことを沢山知っていたが、とにかく間抜けというか、天然で放っておけないやつだった。今も夜怖い映画見て眠れなくなったとか言って泊まりにくるし。


「地べたにおいてほっとくからだろ、俺の食っていいから泣くなよ」


なんでもできる能力を持っているが、その使い方をわかっちゃいない、保育園で取っ組み合いの喧嘩をしたときも泣いているのは雅なのに一方的にボコボコにされたし、年下の子と遊んだときも楽しませようと木星の豆知識を披露していたがあまりにもつまらなくてその子と一緒に泣いていた。すべてが空回りしていて、自尊心とか自己肯定感を雅は育めなかった。

加えてその珍しい容姿や突出した学力や運動能力のせいで周囲から仲間外れにされたことも原因だろう。俺は雅を孤独にしたくなくて必死に努力した、かけっこも、雑学も、雅には毛ほども及ばないが、アイツに少しでも寄り添ってやりたかった。だが小学生になってから雅は俺や家族以外の前では自分の凄さを隠すようになってしまった。俺は悲しかったが、雅が奇異の目に晒されるよりマシだろうと思った。小学校ではただの超絶美少年として人気者だった、それに伴って嫉妬するやつやちょっかいをかけて目を引こうとするやつも出てきた。無論俺がもれなく全員ぺしゃんこにした。7歳にして150cmあった俺は当然誰にも負けず中学生だろうが高校生だろうが関係なく喧嘩は買って、ことごとくぶっ飛ばした。


「守ってくれてありがとう京介」


と雅は言うが、俺は当然のことをしたと思っている。雅が直接やり返そうもんなら勢い余って殺してしまうかもしれないからだ。初めての殴り合いの喧嘩でワンパンで意識を刈り取られたのはいい思い出だ。

そんなこんなで平和だった小学校生活が終わり、俺達が中学生になった頃、事件は起きた。雅が女の教員によって人気のない教室へと連れ込まれて行くのを見てしまったのだ。子供ながらに邪なことをされると思った俺は焦り必死に考えた。


「暴力でどうにかできる問題じゃないし…今スマホ持ってないから証拠も…どうすれば…」


そこで俺はひらめいた、雅への気持ちを俺に向けさせればいい。俺はお天気お姉さんに対し興奮するし、小学校低学年時代男女混合で着替えを行うときも神に感謝するほど生粋のスケベであり、性に理解があった。そうと決めた俺は犯行現場に乗り込み、いまいち状況を理解していない雅とこれからHなことしますと顔に書いてる先生見て覚悟を決めた。


「あれれぇ?先生雅と何してんのぉ?俺知ってるぜ!児童ポルノってやつだぁ!…雅こっち来い」


明らかに動揺している先生とやっぱり何も理解していない雅、俺は雅を教室へ行くように言って先生と二人だけの状況を作った。俺は先生に近付き精一杯睨みつけた、13歳になる頃には俺は身長170cmを超えていたから、先生は存分にビビっていた。


「さて…先生、今日のところは見逃しますよ、次雅を狙えばただじゃおきません」


そう忠告し俺は雅のあとを追った、のんきに自由帳に落書きしている雅を見て思わず笑みがこぼれた。とはいえいったんはどうにかなったが、当時の俺は無力なガキだった。だから俺は雅を守れるように精一杯特訓した、手始めにやはり反省していなかった先生を使って色々と覚えた。美人で巨乳とエロガキ共の中で評判な若い新任教師で俺はあらゆる初体験を捨てた。当時13歳の出来事である、先生曰く女泣かせのイチモツを持っていた俺は自身にあふれさらに努力を重ねた。無駄に高い背や雅のおかげで培った能力、そして意外とイケメンだと評判な顔、これらを全て利用し俺は女を食いまくった。食って食って女の悦ばせ方を学んでいった。雅に近付く女は手当り次第に口説き、時には強引に手を出し本性を暴いていった。


保育園からの同級生

突然やってきた転校生

真面目な生徒会長

年上の優しいお姉さん

有名な女子校のマドンナ


他にも大量の清楚系を装った女達が雅を狙っていたがそのことごとくを俺は寝取ってきたのだ。なぜ雅にバレないかといえば、雅が天然でおバカだからだ。手を繋いだりだとか、デートだとかは全くしたことないが、その時から俺はヤリチンと噂されるようになっていった。100人切りの男とか言われて最初は一人悲しく泣いたが、寝取られた張本人である雅は優しく慰めてくれた。ホモになりかけたこともあったが、なんとか俺は雅を守り続けている。しかし雅の女運の悪さは衰えを知らず、今もなお絶好調だ。


「僕新しい彼女できたよ京介!」


そんな調子で今日も彼女を作ってきたらしい、相変わらずよくモテるようで何よりだ。相手は俺も知ってる同じクラスの図書委員をやってる子、いかにも大人しそうで、清楚で、そして俺が見てきた雅を狙う女って感じだ。


「そっか、よかったな」


「うん、今度早速デートするんだ、フェスタリゾート?っていうのがあって、今度行こうねって言われたんだよぉ」


「そかそか…悪ぃ雅、ちょっと席外す」


「あっうん、待ってるね」


…雅、それはラブホの名前だぜ。











「なぁおいアンタ、アンタが雅に新しくできたっつー彼女さんか?」


図書委員らしく図書室にいてくれて助かった、俺が来た瞬間ここにいた奴らは蜘蛛の子を散らすようにそそくさと逃げていった。しかし仕事をほっぽり出すわけにもいかない雅の彼女だけは俺に軽蔑の眼差しを向けていた。図書室は俺とコイツの二人だけになった、都合がいいからここでやるか。


「君は…龍堂君、なんの用かな」


明らかに俺を警戒している、まぁ俺みたいな悪い噂の絶えない男が近づいて来たらそうするわな。ヤリチンで、女を食いまくってて、喧嘩三昧で、そのくせ学力は高くガタイもいいからから誰も口出しできない。そんなだから俺も雅と同じで友達がいない、まあアイツは作らないだけで俺とは違うがな。


「いやなに、雅が新しく彼女作ったって聞いてよぉ…へぇ…なるほどねぇ」


コイツからもプンプン臭ってくる、歪んだ性癖を持った変態の匂いがな。


「ちょっと近づかないで、先生呼ぶわよ」


「おおそれは怖ぇな、じゃあ早めにズキュゥゥゥンしてすぐにお前の本性暴いてやるよ」


「ズッ…ズキュンって何?きゃっちょっと何s」


はいズキュゥゥゥン、俺は目にも留まらぬ速さで間合いに入り女の唇を奪った、捩じ込んだ舌を強引に掻き回して化けの皮を剥がしてやる。


「んんんっっ♥♥♥」


逃げようとするコイツの頭と腰をそれぞれ片手で抑え込みディープキスを続ける。舌を吸ったり、なぞったり、今まで磨いてきたテクニックを全て駆使して徹底的に骨抜きにする。


「んっ…はぁ…正直に言えよ、雅に何をしようとしてたかよぉ」


「はぁ♥はぁ♥いっ言うわけないでしょ…このクズっ…♥」


息が上がり赤らんだ頬でまだ俺を睨んでくる、しかし想定内だ、この程度で俺が諦めると思うなよ。


「じゃあ言いたくなるまで続けてやるよ」


「まっ待ちなさんんんん♥」


腕の抵抗が弱まり次第に喘ぎ声を出すようになってきた、下着の中を確認するとグショグショに濡れている、もういい頃合いだろう。


「ん…んん…っはぁ、どうだ、正直に言えばもうやめてやるけど」


「はひっ♥あぅっ♥私はっ♥花守君とぉ♥おしっこの飲ませ合いしようと思っただけでぇ♥」


「滅茶苦茶やべぇじゃねえか、はいアウトアウト、お前も堕としてやるから覚悟しろ」


よしブチ犯す、んだそのちょっとマイルドなムカデ人間は。雅がお腹壊したらどうしてくれんだ。


「わっ私は負けないぃ♥」


緩みきった顔で言うが、聞き飽きてんだよその言葉、あとは適当にどっか連れ込んでヤることヤるだけだ、簡単なお仕事だぜ。






「京介…?」


「えっ…あっ…雅」


声のする方を向けば、そこには雅が立っていた、最悪な状況だ、俺と雅の彼女が抱き合い、この女は上気した顔をしている。雅はすぐに走り出してしまった、俺は女をほっぽり出して追いかけたが、追いつけるはずもなくすぐに見失ってしまった。


「おいちょ待てよっ!雅っ!…泣いてたな」


いつものような泣き方じゃなかった、ずっと痛そうで、悲しそうだった。俺が裏切ったとわかったから、俺が雅と彼女を引き裂いていたと知ったから。ずっと近くにいた親友だ、それが大切になるはずだったものを奪い続けていたんだ。傷付いて当然なんだよな…俺が泣かしたのか。


「あー…だっせぇな俺」





昼休みになっても、放課後になっても雅は教室へ帰って来なかった。図書委員である雅の彼女にはとりあえず次雅に手を出そうとしたら人様に見せられないようなアヘ顔にしてやると釘を刺しておいた。


「電話にもでねぇ…電話にでんわ、なんちって…クソッ何やってんだ俺は!」


今家に行ってもしょうがないか…明日学校へ行くとき正直に話そう、そんでボコボコにされよう。アイツが絶交と言えば潔く関わらないようにしよう、金払えと言えば何年かけてでも償おう。俺はそれでも足りねぇことをしてきたんだから俺は何を言われても従う義務がある。


「俺は…俺は雅に普通の女の子と幸せになってほしかっただけなのに…なんで俺が雅を泣かしちまってんだよ」


あまりに遅すぎる後悔をしながら俺は家へと帰った。


















次の日、雅は姿を消した。


────────


長くなりそうなんでいったん終わり

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