不安それから

最上司叉

第1話

あの人と同棲を始めた

最初は不安だったが今はもう不安はなかった

あの人なりに気を使ってくれているのも分かるからだ

同棲して数ヶ月がたつのにプロポーズの気配がなかった

私はこのまま結婚できないのか悩みはじめた

あの人はそれどころではなかったのだ

昇進試験を受けるために頑張っていた


最後の追い込みにかかった

女はじれったくなりつい言ってしまった

「私達いつ結婚するの?」

あの人はもう少し待ってくれと言った

いつまで待てばいいのか分からなかった

「私達もうダメなのかしら?」

そんなことまで考えてしまう


そして昇進試験の結果がでた

あの人は受かっていた

これでプロポーズできるとあの人は思いレストランの予約を取った


あの人は女に連絡した


大事な話があるから今夜レストランまできてくれと

女は別れ話と思った


女は行きたくなかったがレストランに向った


あの人はまだきていない


少し待った

そこへあの人が現れた


「ゴメン待ったかな?」

「今来たところ」


話をしているとケーキが運ばれて来た

料理もまだなのに何でケーキが運ばれてきたのか女は分からなかった

その時あの人が

「俺と結婚してください」

と言った

女は一瞬わけが分からなかった

理解が追いつかない

あの人は嫌か?と聞いてきた

ようやく理解し女は

「はい」

と答えた

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不安それから 最上司叉 @moemee

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