【特別論5】インカ文明のふもとにあるナスカ文明

 さてインカ文明というのは高山地帯に住む人つまり「天空人」がふもとの人に生贄を要求する神官や戦士を持つ山岳帝国ということを伝えた。ではペルーはスペイン人が侵略する前はインカ文明だけなのか?

 そんなわけないですよねー。というわけでペルーに行った人なら分かるけどふもとにはふもとの文明がちゃんとあります。ナスカ文明もその1つです。地上絵で有名ですね。ふもとまでいくとペルーなんてふもとは砂漠地帯です。コスタと言われます。しかもペルーはふもとほど熱帯で人が住むのに適しません。ゆえに生贄は土壌が豊かなアンデスの反対側のアルゼンチン側(インカ文明から見て南西側)に住む人を特に要求していたのです。

 さてこのふともから山に登ると鉱山が多数あります。


 そしてナスカの人たちは人間の生贄を要求しない、あるいはほとんど要求しない文明だったこと、別にナスカだけに地上絵が集中しないことが分かりました。スーパイ信仰の方々というのは標高2000mまでの「低い」(日本人の感覚からしたらとてつもなく高い場所に住んでいますが)人の文明です。そしてふもとの山から暦をなどを見ることが出来る地上絵だったんじゃないのかなぁって思うわけです。そもそもナスカの地上絵ってセスナ機から見るものです。当時の人は地上絵をどこから見ていたのかと言う「常識」をお考え下さい。そして今でも地上絵が残っているということは砂漠地帯で風があまり吹かない場所だから今でも残っているのです。念のために言いますが「ナスカの地上絵を描いた人は宇宙人」と言うのはもちろんデマです。「天空人」が見たらナスカなんて砂漠が広がるだけの死の大地つまり冥界に等しい地だったに違いありません。


 ――もちろんらんたの妄想です。話9割引きで聞いてください。


 魔王スーパイって実は時の神でもあるんです。時と言う事は……「暦」の神でもあったということ。また人間は死を免れず時間の進歩は死を意味します。ギリシャ神話のクロノスのようです。しかもスーパイは本当は天秤を持ってるのです。ということは本当はスーパイという神は善悪を測る閻魔のような役割も持っていたのではないでしょうか。

 ナスカの地上絵は暦を測るためのもの。もう分かりますよね。魔王スーパイ信仰の地だったのではないでしょうか。

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