応援コメント

七日/米太郎 への簡単な感想」への応援コメント

  • はじめに。
    長文の感想となりますことをお許しください。

    初挑戦で、しかも稚拙な作品。
    こんな作品でしたが真面目に考えて、精一杯書いておりましたため、感想を頂けたことがとても嬉しかったです。ありがとうございました。
    貰いました感想について、こちらからも感想を書かせて頂きたいと思います。

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    【1.方角への感想】
    【2.描写のアドバイスにつきまして】
    【3.当初の試み①(東への思い)】
    【4.当初の試み②(南への思い)】
    【5.改善点】
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    【1.方角への感想】

    他の方々からの意見ももらいまして、こちらの作品は北向きだということを思っておりました。フィンディル様からも「真北」とのコメントを頂きありがとうございました。

    南や東の方角を向こうと、工夫してみたものでしたが、どうも北向きになるということがわかりました。
    それであれば、今後は北向きを意識して書いていこうと思いました。
    北向きはこうした方が良いと言われているアドバイスをもとに、もっと真北を向けるような作品を書いていこうと思いました。
    アドバイスありがとうございました。

    他の北向きの方へのアドバイスも参考にさせて頂こうと思います。
    過去の感想についても読ませていただきたいと思います。
    本企画は、とても良い企画だと思います。
    とても参考になりました。


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    【2.描写のアドバイスにつきまして】

    「小説は心理が写り変わる過程を楽しむもの」と、自分自身も常々感じておりますが、それが表現ができていないということがわかりました。
    原因として、主人公が最初と最後とで変わったことを伝えたいという思いが強すぎて「結果」だけしか表現ができていなかったのだと思います。
    ご意見ありがとうございました。

    自分では中々見えないのと、他の方からは中々もらえないような鋭い意見でしたため、とても参考になりました。


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    【3.当初の試み①(東への思い)】

    言い訳がましくなってしまいますが、表現したかったことを書いておこうかと思います。参加された他の方にも参考になればと見えるようにと。

    こちらの作品は、3話構成にしていまして、それぞれ二文字のタイトルをつけております。

    曇天
    薄曇
    好天

    2文字の漢字タイトルをつけさせて頂いています。
    フィンディル様の感想で頂きました通り、主人公の「負の感情」が「正の感情」に代わっていく様を表したかったものになります。

    それを、各話で晴れていく状況を表せればと思った次第でした。
    1話の曇天では暗い気持ち
    2話の薄雲では少し晴れる気持ち
    3話の好天では気持ちがすっかり晴れている。

    結果としては、力不足により表現ができていなかったというところでございました。
    また、心情の移り変わりはそんなにきっちり分別できるものでもないということだとも思いました。
    心情が移り変わる部分、「心情が揺れる様」なんかを今後書いていけたらと思います。

    また、書くにしても配分があるとも思いました。
    曇天で暗い気持ちばかり書いていたため、そこがくどいと感じてしまったかと思いました。
    そして、心情が変わっていく様を楽しむための2話「薄雲」が短い。
    好天で明るい気持ちとしていても、そこもくどくて長くて、同じ表現が多い。
    そこも今後の改善点であると思いました。
    心情が移り行く様を中心に据えようと思います。

    そうは言っても、それが上手くできたとしても「東向き」になるのとは、違うということを感じました。

    東を向こうとしても向けないことが分かったため、北向きを書いていこうと思いました。


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    【4.当初の試み②(南への思い)】

    当初は南東というタグをつけさせて頂きました。
    こちらの作品は、メインストーリーとは別に、セミのお話を書いていたものでした。

    キャッチコピー「自由に飛び回る蝉のように。」

    本文中にも、少しだけセミの描写をとり入れておりました。

    1話曇天
    >最後の夏なのに用意された虫カゴからは出られないのだ。
    >真夏の空の下で、俺は声を上げるだけだった。

    3話好天
    >羽なんて生えてないのに、空を飛んでいる気がした。
    >このカゴから飛び出して。
    >これから自分の進む道は、自分で決めることができる。

    甲子園に出るまでは、土の中で成長する。
    高校生活、もっとその前の中学校、小学校、ずっと野球をやっていた人しか甲子園の舞台には立てないと。
    その後、羽化して一度外に出たということを甲子園の試合に出たことに例えようとしておりました。
    (稚拙なため、全然表現が足りていないというところを反省点しております。)

    甲子園一試合目だけ出ても、すぐに虫カゴへ入れられる生活となってしまう主人公蝉。

    自由にできないながらも、声を出すことしかできない蝉。
    といったことを、声を出して応援するしかできない事に例えておりました。

    また、甲子園は六試合戦って優勝となるトーナメント大会。
    それが終わったあとで解放されて自由になる。残り一日を生きる。
    セミの寿命は七日のため、残り寿命は一日ですが、高校生にとっては秋と冬の二シーズンと違いがあるものの、そんなところが全く表現できていなかったです。

    セミの本分として、鳴いている目的は求愛のためでして、モテたいと思って野球をやっていたような子が、いつしか友達に対して声を出している。
    甲子園が終わっても、メスに求愛をせずに、一緒に過ごした男仲間と高校生活を終える。
    恋愛の自由、性別の自由もあるとそんなことに思いを馳せながら。

    そんなことを裏に控えながら、小出しにしようとしていたら、全然そんな表現が出てこないまま締めくくられる作品となっておりました。
    南東というところで、どなたかそうやってお読み頂けないかなーと淡い期待だけしておりましたが、書いていないことを読み取るということは無いのだと、あらためて分かりました。

    感想にもありました通り、描写をしないものは伝わらないと思いました。
    設定だけ持って行って、強調するような点を打っても、感想でもらいました通りだと思います。

    初見のWeb小説は、書いている人を全く知らないため、書かれていない行間を深読みすることも基本は無いと思い、もっと「適切な表現」で「重複させない」で表すことが大事だと思いました。
    (そもそも行間の表現もできていない文章ですが……。)


    目指していたのは、表層的に読んだら甲子園の話。
    少し深く読むと、タイトル等で何か試みをしているのかなと楽しんで頂けたらなーと。
    (その試み自体が北向きだと、あらためて思いますが。)

    もっと深く読むと、自由恋愛のことを言っていると、そんな風な楽しみ方ができればという作品でございました。

    結局のところ、読んだ方を楽しませようと考えている時点で、どれをとっても北向きになってしまうということは、フィンディル様の感想からわかりました。

    この作品は、真北を向いております。


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    【5.改善点】

    甲子園の話として読む場合の改善点をフィンディル様に頂きましたため、自分が伝えたかったテーマである「自由」をもっと表すためにはどうすれば良いかを、自分なりに書いておきます。

    ①高校に入る前の「土の中時代」の描写が足りていなかったため、曇天に入れるべき。
    ②セミって、オスしか鳴かないといった前提を書いた方が良かった。
    女子がいない生活のことを何にも表現できていない。
    「男に向かって鳴いているなんて、何をしてるのかと」そんな表現を一文でも入れておけば雰囲気が変わったかもしれないと思いました。
    入れるなら2話の薄雲に。

    ③最後、空にかかる虹の描写でも入れておけば何か伝わったかなと思いました。
    良い表現は思いつかないですが、七色の自由をもう少し入れればと。

    それだけだと表現としては、まだまだ薄い気もします。
    恋愛対象となる相手の描写がまるで無いので、それを入れるべきだと思いました。
    ベンチにいる時の誰かなのか、グラウンドにいる誰かなのか。

    もっと表したいテーマを表現として小説に取り込めるように、考えていきたいと思います。


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    長くなりまして申し訳ございません。
    感想をもらいましたお礼、本作に込めた思い、今後の改善でございました。

    この度は、自主企画および稚拙な作品への感想を深く感謝しております。
    次回もありましたら、もう少し上達した作品で望ませていただきたいと思います。

    重ね重ね、ありがとうございました。

    作者からの返信

    本物語および主人公を蝉になぞらえていること自体には、もちろん気づいておりました。
    細部については米太郎さんがご自覚されているとおり拾いきれてはいませんが、「要所で蝉の表現が展開されている」ことは多くの人がわかると思います。「七日」も蝉関連なのだろう、とは。

    そのうえでもっと要所で蝉の表現をアピールして蝉を感じさせるという改善点も良いのですが、私としては「どうして甲子園の話で蝉の表現を重ねてくるのか」をきちんと整備することをオススメします。本作に蝉の表現を重ねる必然性ですね。これが本作には見られないように思います。
    どうして私や他の方が蝉へ言及していないのかというと、蝉の表現が薄いのもそうですがそれ以上に「蝉の表現が重ねられている理由がいまいちわからないから」だと思います。「理由はよくわからないけど蝉が重なってるな、夏だからかな? まあいいか」で終わっちゃうんですよね。「甲子園球児って蝉っぽいですよね」とだけ言われても、そこから面白みをなかなか拾いにくい。

    たとえば「主人公は練習中によく蝉を見ていて、どこか自分と重ねて見ていた」とかでもいいので主人公と蝉との関連性を作ってあげて、本作に蝉の表現を重ねる必然性を確保してあげると、蝉の表現が本作の品質に一気に貢献してくれるようになると思います。
    甲子園球児と蝉の一致度を上げるのも良いのですが、まずは甲子園球児と蝉を一致させる理由があると良いと思います。