応援コメント

横顔/澄田こころ(伊勢村朱音) への簡単な感想」への応援コメント


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    丁寧な感想、ありがとうございました。

    毎回、フィンディルさんの深い読解力には舌を巻きます。
    今回、普段書かない純文学を意識して書いたつもりでしたが、エンタメ気質がぬけきらなかったようです。

    読者が大人であると意識して、年齢が近い母親の存在を思春期の子どもたちを際立たせるために登場させたのですが、そこがそもそもエンタメ的思考だったのですね(笑)

    他サイトの公募に、エンタメを抑えた作品で応募しようと思っていますので、ご指摘していただいたことを念頭に執筆したいと思います。

    作者からの返信

    相対的な存在(母親)を出すのがエンタメ的思考かといわれるとそれも微妙なんですけどね。西でもこういうテクニックがないとは言いませんし。
    ただやっぱりどうも型っぽさがあったのは否めないかなと。効果的過ぎた。
    「赤を感じるように赤を描きましょう」と言われて「中心に赤を描いて、その周囲を補色の緑で埋めました」って、賢すぎるんですよね。私が西向き作品を書いてて補色を思いついたら「お、良い手やん」と「馬鹿野郎賢すぎるだろ!」がせめぎあうんじゃないかなーと。「赤を感じるように赤を描きましょう」と言われたら「とにかく赤いクレヨンでぐりぐり何重にも塗りたくる」みたいな愚直なやり方が、私は西っぽいと思うんですよね。
    伝わるかわかりませんが。

    ちなみに、単にエンタメを抑えるだけなら本作の書き方でもいいと思いますよ。
    「エンタメらしさを抑える=純文学らしさを出す」ではありませんし。
    大衆文学と純文学って、別に対義関係にあるわけではないと思うので。