第12話 独白1

 草間が目を覚ます。視界には味気ないねずみ色が広がっていた。それが天井だと気づくのに、ほんの僅かだけ時間がかかった。

 病室には緋色の光が差し込んでいて、時は既に夕暮れを迎えているようだ。


「あれ、俺いつの間に寝て……いや、それよりもここは? ぐ!」


 体を起こそうとすると、右足から激痛が走った。見れば、自分の右足が器具で吊り下げられている。それを見て、だんだん記憶を取り戻してきた。


「そうだ。俺は確か林の中で……」


 記憶が徐々に戻ってきたその時、忍び込むようにそっと扉の開く音がした。草間は首を向けると、そこには香坂と初見が、色鮮やかな花束を持って入ってくるところだった。


「香坂。所長も」

「くーちゃん! ああ、良かったですー! 三日も眠りっぱなしだったんですよー!」


 香坂は花束を放り投げると、草間のベッドに少しの躊躇も見せずにダイブした。


「ぐふ!」


 ラグビー選手顔負けのタックルに、草間は胸を香坂の頭に、自分の頭を背後の壁にぶつけてしまう。さらには衝撃で、折れた足から痛みが閃光のように走った。


「ぐぬおおおお……」


 三位一体の激痛で、草間はベッドの上を転げまわった。なんで頭が当たっただけでこんなに胸が痛いのか。そこまで考えてようやくアバラも折れていた事を思い出し、痛みはさらにひどくなるのだった。

 いつも通りの遠慮なしの香坂の行動に、初見の怒声が飛ぶ。


「何やってるの香坂! はあ、それはともかく。どうやらもう平気みたいね。結構危なかったのよ」

「ご、ご心配をおかけしました……」


 未だ痛みが引かず、その場でうずくまっている草間をよそに、初見は手馴れた様子で持ってきた花束を、側にあった花瓶に生けた。黄色のガーベラをベースにアレンジされた花々は、味気ない病室を少しだけ華やかに変えた。


 一方香坂はというと、流石に草間のベッドから降りて、ニコニコと草間を見つめている。嬉しくてたまらない。顔にはそうはっきりと書いてあった。


 ようやく痛みが引いてきた頃、草間は阿久津がいない事に気づいてその場を見渡した。


「所長、そういえば阿久津が……あれ?」


 阿久津の事を考えた瞬間、頭の中に何かの映像がフラッシュバックした。最初は緑色の光。それが徐々に人の形になり、最後には阿久津へと変わっていった。そして草間は全てを思い出した。あの日、あそこで何があったのかを。


「……そうだ、思い出した! 所長、あの次元獣は、いや、それより阿久津はどこですか!?」

「病室の外で座り込んでるわ。……やっぱり。草間、あなた知ってしまったのね」


 目を見開いていきり立つ草間とは裏腹に、初見の態度は冷静そのものだった。冷ややかと言ってもいい。まるで、そう聞かれるのを待っていたかのように。


「え? え? 二人して一体何の話をしてるんですか?」

「香坂、阿久津を連れてきて」

「はーさん!」

「お願い。ちゃんと説明するから」

「……分かりました」


 納得できていない感じだったが、初見の諭すような言い方に、香坂は溜飲を下げた。香坂は初見の言う通りに阿久津を連れてくるため、小走りで病室の外に出て行った。


「ほら、あーちゃん。大丈夫、怖がる事なんて無いよ」


 数分後、香坂が阿久津の手を引いて病室に入ってきた。だが、阿久津は草間に会いたくないようだった。ひたすら顔を背け、草間の顔を見ようとしない。香坂が説得の末、無理矢理に近い形で連れてきたのだろう。

 阿久津はこちらには近づかず、部屋の隅に座り込んでしまった。香坂はそれが限界と判断したらしく、阿久津の隣に座って頭を撫で始めた。

 だが、阿久津が来ても初見は口を開こうとしなかった。一刻も早くと気が急いていた草間は、初見を急かす。


「所長」

「ああ、うん。ごめん。何から話したものかと思ってね。……草間、私いくつに見える?」

「え? 三二、ぐらいですか?」


 初見の質問の意図が分からなかったが、草間は正直に答えた。だが正味の話、二〇代後半でも十分通用するはずだ。


「あら、随分若く言ってくれたわね。でも残念。八○を超えてるわ」

『え……ええぇー!』


 草間と香坂が同時に素頓狂な叫び声を上げた。あまりの大きさに、初見は目を硬く瞑って、両手で耳を押さえる。


「ちょっと、病院なんだからもう少し静かになさい!」

「所長、念の為聞きますが、冗談では……ないんですね?」

「ええ、間違いないわ。ちなみに阿久津は五〇ぐらいね」


 口元にはうっすらと笑みを浮かべていたが、嘘をついているようには見えない。そもそも、初見は必要とあらばたまに嘘はつくが、すぐにばれるような嘘はついたことがない。これだけ荒唐無稽な事を言うというのは、逆に信ぴょう性が増すというものだ。

 しかしだからといって、すんなりと受け入れられる話ではない。


「はーさん。それがあーちゃんと何の関係があるんですか?」

「それは……ここからますます突拍子もない話になっちゃうんだけどね。聞いてくれる?」

「最後まで聞かせてください」


 草間にはもう覚悟が出来ていた。何を言われても受け入れる覚悟が。阿久津を本当に仲間として認めるには、全てを知らなくてはならないと、漠然とながら感じていた。

 それは香坂も同じのようで、真剣に初見を見つめている。

 二人の頑とした態度に、初見は覚悟を決めたようだ。言葉を慎重に選ぶように、ゆっくりと話し始める。


「香坂、魔法って知ってるわね?」


 いきなり脈略のない話題を切りだされて、話を振られた香坂は目を丸くした。


「え? それは、まあ本やゲームなんかで良く出ますから」

「もし魔法が、いえ、そういったオカルトの類が、本当に存在するとしたら?」


 初っ端から話についていけず、草間は小さく頭を抱えた。初見が一体何を言いたいのかさっぱり理解出来ない。


「所長、突然何を……」

「一般にオカルトと呼ばれているもの。これは実在するの。原初、いえ出発点と言えば分かりやすいかしら。科学とオカルトは出発点が同じ。でも道は根本から違えている。だからお互いの道から見えてはいても、そっちの道に行く事は出来ない。何かで道を繋がない限りね。私の家は代々、その出発点を追い求めていた」


 のっけから凄まじい話が初見の口から飛び出した。初見の思考が正常である事を知らなければ、完全に電波だ。しかし草間はもう余計な口を挟もうとしなかった。今は理解できなくてもいい。まずは全て聞いてからだと考えているからだ。

 初見の突拍子も無い話は続く。


「そうは言ったけど、世に溢れている話の九割九分は嘘っぱち。科学に進んだ者達が、何とかしてオカルトを理解しようとして失敗した残滓に過ぎない。でも、残りの僅かな本物を辿る事が出来れば、科学に常識に囚われた者達でも、オカルトの真理に触れられる。私は二七の時、この事実を立証したの。それが認められ、世界の裏で一つのプロジェクトが立ち上がった。名は新人創生計画」


 そのプロジェクト名を聞いた時、草間にはおぼろげながら話の筋が見えてきた気がした。


「阿久津の力は、その結果から身についたものなんですね。そして、おそらく所長も……」


 草間の問いに、初見は小さく頷いた。


「目的は人体を媒介としたオカルト技術の実用化。事前の成果から、機械とオカルトは親和性が全く無く、逆に生物はとても高い事が分かっていた。だから、知能が高く統制の取りやすい人間を使って、様々な実験が繰り返された。実験体となる人間は、試験管から成人にいたるまで一ヶ月で作る事が出来た。大人として通用する人格形成や知識も脳に入った状態でね」

「はーさん! そんな事が出来るわけ……」

「技術レベルを自らの指標で考えては駄目。今、世に出ているほとんどは、私が普通の人間だった頃に実用化されていたわ。世界は意図的に技術レベルをコントロールしている。さながら、太り過ぎないように餌を制限された家畜みたいに」


 だんだん、初見の話に毒味が帯びてきた。口調も単調かつ冷淡に変わり、草間は初見の変わりように背筋が寒くなるのを覚えた。これが、本来の初見の姿なのかもしれないと。


「プロジェクトの総責任者となり、私は一心不乱に研究を続けた。けど、発足から数年経っても、研究は目覚ましい成果を上げられなかった。出来るのは、何らかの欠陥を抱えた失敗作ばかり。そんなある日、一つの実験が私達に革命をもたらした」

「あああああぁァあァァ! いや! いや! いや! いや!」


 部屋の隅で縮こまっていた阿久津が、突然発狂した。目を大きく見開き、頭を掻き毟って大声を上げてわめき始める。


「あーちゃん、落ち着いて! あ!」


 香坂が阿久津をなだめようと近づくが、阿久津の振り回した腕が顔に当たり、香坂は弾き飛ばされてしまう。


「香坂! 所長! 一旦話をやめてください!」


 阿久津が取り乱した原因が、初見の話である事は明らかだ。草間は止めようと初見に声をかけるが、話は止まらない。まるで周りの惨状が見えていないようだ。早口言葉のような早さで、壊れた再生プレイヤーのごとく捲くし立てていく。


「まずは人間の体を特殊な布でぐるぐる巻きにするんだ。死んでも魂が肉体から離れないように。地球には全ての命が還る場所、気脈という血管のようなものが走っている。そこに重なるように人間を埋めて窒息死させる。すると解放されない魂は徐々に気脈から地球に一体化し……」

「所長!」


 あらん限りの声で、草間は初見の名を叫んだ。

 どうやらそれは初見に届いたようだ。話はピタリと止み、呆然として目はどこにも焦点が合っていない。


「あ……わ、たし」


 病室の中は酷い有様だった。阿久津に飛ばされた香坂は諦めずに阿久津に近寄り、両手で耳を塞ぐようにして、頭をしかと抱きしめている。そのおかげか、阿久津は落ち着きを取り戻し始め、香坂の胸の中で小さくすすり泣いている。

 初見は自らの引き起こした事態にようやく気付いたのか、顔をわずかに俯けて、右手を額に当てた。


「ごめん、おかしくなってたみたい。香坂、大丈夫?」

「私よりもあーちゃんを心配してください。こんなに震えてるんですよ」


 初見に顔を背けたまま答える香坂の言葉には、尋常ならない怒気が含まれていた。いつもニコニコしている香坂だって、普通に怒る時はある。だが、草間はこんなに怒りをむき出しにしている香坂を知らなかった。


「ごめんね、阿久津。本当にごめん。香坂、そのまま阿久津に話が聞こえないよう、耳を塞いでおいて」

「まだやるつもりですか! あーちゃんがこんなになっているのに!」

「ここまで話した以上、あんた達は全て聞かなくちゃならない! お願い香坂。お願いだから……」


 初見の悲痛な叫びが病室に響き、その後沈黙が流れる。

 香坂はそれきりこちらに顔を向けず、阿久津を抱きしめていた。初見は香坂の態度を肯定と受け取ったのか、少し声のトーンを落として、また話し始める。


「今の実験で生まれたのが阿久津よ。いえ、その時には名前も無かった。実験番号第一〇○八八番成功被験体。一人のミリタリー好きの研究者がシャレて、阿久津の事をアハトアハトと呼び出して、研究所内ではそれで定着したけど」


 アハトアハト。昔何気なく見たサイトに、その歴史が書いてあったのを草間は思い出した。

 世界大戦時にドイツ軍が開発した8.8cm高射砲。高射砲でありながら水平射撃もこなし、一度の戦闘で戦車を数十輛撃破したという逸話も残されている。その性能に各国が畏怖した、当時のドイツ軍を代表する兵器だ。


「阿久津の性能は素晴らしかった。攻撃力、自己治癒能力、薬物耐性。どんな試験にも期待以上の成果を持って応えてくれた。そうしているうちに、私の中にある思いが生まれたの。人智を越える存在に対する、抗いきれない憧れが。後は感情の赴くまま。私は、自身に同じ方法を試していた」


 突然、初見の表情が醜く歪んだ。異常なまでに息が荒くなり、自身の心臓をぐっと押さえている。


「始めてすぐに私は後悔した。魂が体から抜けないというのはね、死んでからも肉体の苦しみが続くという事なの。声を上げる事も、指先一つ動かす事さえ許されず、窒息死の苦しみに耐えなくちゃいけない。さらに、自身の酵素で体の肉が腐敗して死後硬直が始まる。これがね、またとんでもなく痛いの。そして魂が気脈に強く結びついたと観測されたところで、掘り返されて蘇生された」

「体が腐っているのに蘇生なんて……」

「言ったでしょ。技術レベルを自らの指標で考えては駄目って。生き返らせる事は出来ないけど、肉体をほぼ元通りに出来る技術は確立されていた。後は魂さえあれば人は生き返る。そして目を覚ました私が最初に見たのは、見知った研究員達の死んだ姿だった。愕然として研究所を走り回ったけど、生きている人は一人もいない。その後、中央制御室の監視カメラ映像を見ると、彼らが次々に死んでいく様子が記録されていた」

「一体、何が?」


 初見は先を話そうとして躊躇った。しかし、覚悟を決めた目で草間を見据えると、真相を語り始めた。


「同じ実験を行った私達だけど、その能力は違っていた。私は他の持つ力を自在に奪ったり分けたり出来るけど、力として使う事が出来ない。阿久津はその逆。力は使えるけど力を奪う対象は無差別。誰もその事実に気付かなくて、結果行われたのは阿久津の能力限界実験。阿久津は自身の力を限界まで引き出そうとした時、悲劇は起きたの。無意識に周囲の力を自らに取り込み、抑えきれずに暴走。研究員達は命を根こそぎ奪われて、成す術なく死んでいった。阿久津の力に限界は無かったのよ。周囲に生物さえいれば、どれだけだって取り込める。アハト、つまり8の見方を変えると∞になるみたいに。幸い、私は阿久津と同一の存在になっていたから、対象外とされていたみたい。皮肉ね。適当に付けた名が体を表していたなんて。その時放出された力は、巨大な研究所の半分以上を吹き飛ばしていた」


 草間は絶句した。話は草間の想像の遥か上を超え、夢物語の域にまで達していた。たちの悪い夢なら早く覚めて欲しい。そう思えるほどに。

 またその時、草間の奥底である感情が沸々と沸き上がっていた。どす黒くて、胸が焼け爛れるような感覚。草間が幾度と無く経験してきた、抗いきれない負の感情。それでも必死に抑えようと、顔を伏せて必死に耐えようとした。

 草間の様子に気付いていないのか、初見の話は続く。


「研究所の有様を見て、私はようやく自分がとんでもない事をしていたと気付いた。自ら痛みを感じた事で、欲で麻痺していた倫理観を取り戻せたの。私はまず研究所の全データを改ざんし、異変に気付いた人達が来ても何が起こったのか分からないようにした。その時よ。ファーストブレイクが起こったのは。私は本能的に理解した。私達は地球にがん細胞として認識されたんだって。あれは地球の自己防衛機能。常在菌に過ぎなかったものが地球の一部となった私達を排除するためのものだった。何もできない私は逃げるしかなかった。その後、足の付かない資産を解凍して、隠れ蓑として今の事務所を作った。阿久津を見つけたのは十年くらい前で、南米の名もないジャングルに隠れてた。何度も会いに行って、説得出来たのがつい最近。後はあなた達の知っている通りよ。これが、私と阿久津の全て」


 初見の長い独白が終わった。病室の中は静まり返り、誰も物音一つ立てない。日もどっぷりと落ち、僅かに入り込む月の光が、かろうじてお互いの顔を認識出来るぐらいの光量をもたらしていた。


 草間にはどうしても言いたくて、たまらない事があった。しかし、それを言ってしまえばもう今まで通りには戻れない。言いたくないという思いと、胸を焦がす黒い感情がせめぎ合い、ついに均衡が崩れる。


「つまり所長と阿久津は、これまで理不尽に人を殺してきたんですね。間接的とはいえ、俺の家族も……」

「くーちゃん! いきなり何を!」


 石のように固まっていた香坂が、弾かれたように振り向いた。弾みで両手が阿久津の耳から離れ、外からの音が聞こえるようになってしまった。

 そして草間は言ってしまう。積み上げた全てをぶち壊す、最悪の一言を。


「そして……今回は俺が阿久津に殺されかけた」


 草間は阿久津の顔を見ていなかった。もし見ていたら、一生網膜に焼き付いて離れなかっただろう。

 阿久津は無言で病室を飛び出した。不規則に響く足音と、バランスを崩して派手に転ぶ音が、阿久津の動揺を如実に表していた。

 香坂は切り裂くような視線で草間を睨みつけると、ずかずかと草間に歩み寄り、乱暴に胸ぐらを掴み上げた。


「あんたからそんな言葉が出るなんて思いませんでしたよ! 一体どうしちゃったんですか!」


 草間は一切抵抗をしなかった。苦しむ事もなく、ただぶらんと無気力な状態で香坂に締め上げられていた。


「香坂、やめなさい」

「だって!」


 初見の声は至極落ち着いていた。まるでこうなる事を予想していたように。

 初見に止められ、今度は初見に噛み付こうと香坂は睨むが、冷静な初見に怒気を削がれたのかやがて力が弱まり、ゆっくりと草間を離した。草間はずるりと手から落ちて、前屈みに俯いた。


「すみません。今日はもう一人にしてもらえませんか」

「分かった。まずはゆっくり怪我を治しなさい。言いたい事はその後に聞くから。行くよ、香坂」

「……はい」


 初見と香坂が病室を出て行く。一人残った草間はしばらく微動だにしなかったが、やがて悲痛に顔を歪ませて顔をベッドにうずめた。ぎりぎりと歯を食い縛る音が虚しく響く。


 本当はあんな事を言いたくなかった。しかし、過去のトラウマがそれを許さなかった。理不尽に殺された人達が無残に転がるあの光景。地獄とも言うべき体験をした草間にとって、理不尽は最も憎むべき悪だった。


 阿久津が自分を守るためにやった事。それは分かっている。それでも抗えなくて、草間は阿久津に心無い言葉をぶつけてしまった。本当はありがとうと、たった一言を伝えたかったのに。

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