【自分用】コメディ小説に関する雑想ノート

ねくろん@カクヨム

まずはじめに

 まずはじめに。


 私はこれまでコメディ作品を作ることやリサーチすることで得られた知見を、ここに書き残そうとしている。


 が、私が得た知見は、人間にのみ有効であり、日本語のような鳴き声を上げる動物相手に有用な訳では無い。


 さらに強調したいのが、すべての人間に通用する笑いは存在しないということだ。


 ヴィトゲンシュタインの概念を借りるなら、笑いは言語ゲームである。

 言葉は意味があり、使用者がいる。それは環境と文化に依存していて、同じ日本人出会ったとしても「ツボ」が違う。


 笑いというのは、誰にとっても面白いわけではないのだ。


 むしろ、笑いの対象、選択性を強くする、ユーザーを選別し、選択を狭めることによって、笑えるようになる、面白くなるとも言える。


 セフィロスがラーメンを作って食うのが面白くなるのは、それを見た人間がFF7をエンディングまでやって、彼が相当の悪役であることを知っているからだ。


 銀髪が何故白髪になってるのか?妙におじいちゃんになったセフィロス、TMレボリューションみたいな服になったセフィロス。それが面白いと感じるのは、理解しているからだ。


 まずは、そこから話し始めるとしよう。

 ユーザーを選別するとはどういうことだろう?

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