第3話
大輝の問い掛けに悠一が困っていると、みーちゃんが一言
「隣町のヤンチャくれ坊主にやられたんだよ」
と、僕は何でも知ってるんだ、という訳の分からない上から目線で言い放った。
すると、悠一は、
「どうして言っちゃうんだよ!大輝がまた仕返しに行っちゃうじゃん。大輝、、、」
視線の先に大輝の姿は既にいなかった、、、。
怒りでこめかみの血管をピクピクさせながら大輝は、自転車に跨り隣町にある海里中学校に向かっていた。
そんな大輝だが、彼は勢いだけでケンカをするほど初ではなく、野球の試合の時既に名札を確認し記憶していた。
海里中学校の手前まで来ると、コンビニに自転車を止め、刑事ばりの聞き込みを開始。
「野球クラブに入ってる野坂君知らない?」
10分くらいで自宅を突き止めることに成功。
学校と自宅の間で必ず通らなければならない場所を特定し、張り込み開始。
誰かに教えてもらったわけではなく、繊細な大輝だからこそ出来る仕業である。
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