レイちゃん
今日は試験日。自宅のある埼玉から、新宿駅前の試験会場へ急ぐ。
すでに数人待機していた。指定された席に座ると、隣の女の子が話しかけてきた。
「私レイ。よろしくね。」
「私、美久子です。よろしくお願いします」
試験が始まり、問題用紙が配られた。
割と簡単な問題だな、と思いながら、問題を解いていく。
試験は終わり、レイちゃんと喋りながら試験会場から出ていく。
「じゃあ、バイバイ!」
レイちゃんは、天へと飛んで行った。
…あの子、幽霊だったの? もしかして、「レイちゃん」じゃなくて、「霊ちゃん」だったり?
私は唖然としながら、空を見上げた。
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