殺し合うのはお嫌いですか?

新手みつき

Lv 0 日常

「なぁ、全〜」

「ん〜?」

「この後カラオケ行かね」

「俺は塾あるからパス」

「じゃあ彰人誘うか〜」

俺の名前は坂口 全

 高校生で大変だった定期テストが終わって何するか決めている

 宏樹は急に振り返って

「それじゃあ俺、彰人とそのままカラオケ行ってくるわ」

 そう言い残し向こうへ走って行った。

 塾があると思い少し憂鬱な気持ちになる。

 これからもこんな日常が死ぬまであると思っていた。

 むしろ、そっちの方が良かったかもしれない

 『ゴン!!』

 急に頭に強い衝撃が走る

 消えていく意識のなかコートを被った人影が見えた

 意識が朦朧としている中でコートを被った人の会話が聞こえる

「本当に良いんすか、こんな子供」

 オドオドした口調でもう1人コートを被った人が仲間に問いかけている

 その仲間は仕方ない様子で

「仕方ないだろ、………のためなん……」

「でも……、…………すよ」

 あぁ、もうだめだ

 カラオケ行っておけばよかっ..た...

 意識が消えていく…

 

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