第九話 「отряд(分隊)」

「магнит эй

(...."磁石"ねえー)」


"ザシャッ ザシャッ ザシャッ ザシャッ...."


「・・・・」


"ビュォォォオオオオオオオオ―――――


アントン、そしてレベデワの二人は


アハルテケに跨り、雪の中遥か先に見える


"塔"を目指して進んで行く....


「(・・・・)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


"カタタタタタ...."


【Поиск этого места


 занимает много времени


 Кобб,

(この場所を調べるのは


 かなり時間、かかる....コブ....)】


おそらくツベフォフが


使っていたと思われるパソコンに


手掛かりか何かがあると思っているのか、


ザファーはキーボードを打ち続けながら


脇にいるレベデワに何かを呟く....


【Эй Цвефов, похоже на


 снегоход, но он сел


 на него и поехал


 назад да?

(おい、ツベフォフは....


 スノーモービルみてぇなのに乗って


 奥に向かってったんだろうっ?)】


【・・・・】


"カタタタタ......


【Если ты тратишь время


 впустую в таком месте


 не лучше ли просто


 погнаться за ним


 Цувефов?

(こんなとこで時間を潰してんなら


 さっさとアイツ、ツベフォフ


 追いかけてった方がいいんじゃねえのかっ)】


【(・・・・)】


部屋の中に向かってアントンが声を上げるが、


【(ранее,)

(さっきの....)】


"パンッ


"パンッ


"パンッ!!


【что до, Вы стремитесь


 ко мне?

(どうした――――


 "私"を狙ってるんだろう――――?)】


【・・・・!】


【(Цвефов рядом,)

(ツベフォフは近い場所にいる....)】


先程、自分達の目的である


"ツベフォフ"


【(Действительно этот


  человек рядом с нами)

(確かに、あの男は


 私達のすぐ側にいる――――)】


"パンッ!


"パンッ!!"


【(Даже если я продолжу


  преследовать его,)

(もし、彼をこのまま追ってったとしても....)】


【Ой-ой почему бы тебе


 не вести себя как


 джентльмен??

(おいおい、少しは


 紳士らしく振舞ったらどうだ――――??)】


【Эй ты слушаешь?

(おい、聞いてんのかよ)】


【....!】


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「(Похоже


  что исследование


  этого объекта займет


  много времени


  поэтому я оставил


  Зафара и Джучи на


  этом объекте на


  время,)

(あの施設を調べるのにかなり


 時間がかかりそうだから、とりあえず


 ザファーとジュチの二人を


 あの施設に残して来たけど...)」


「Русский человек!?


 Разве он не русский


 человек!

(ロシアマンっ!? 


 ――――ロシアマンじゃねえのかっ!)」


「(・・・・)」


"ビュォォオオオオオオオ―――――


「(Магнетизм

(磁気――――――


"ザシャッ ザシャッ ザシャッ ザシャッ....


遥か先に見える塔に目をやりながら


「Эти идиоты, Не знаю


 русский ты или кто но


 я прослежу чтобы ты


 больше никогда не


 бросал вызов России,

(あの馬鹿ども....っ


 ロシアマンだか何だか知らねえが


 二度とロシアに逆らえん様に


 してやるからな....っ)」


「(・・・・)」


レベデワ、アントンの二人は


雪の中を進んで行く.....

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