AIに登場人物のプロフィールを考えてもらう
ChatGPTを使って小説の登場人物を考えてもらおうと思う。
あれこれ考えるのが面倒だったので、最初の質問はかなり適当だ。足りないところはAIに補完させようとした。
>小説の登場人物を考えています。名前についてはあとで考えます。
>下記のプロフィールで、名前以外に足りない部分を補完してください。
>
>男性20歳
>大学生
>学力は平均的で、運動が得意。高校の時の部活動は陸上部。
>女の子と話すのは苦手だが、高校時代には彼女がいた。今は恋人はいない。
>身長は172cm、体重は65キロ。
>父親はすでに他界し、現在は母親と二人暮らし。
>一人っ子のため、兄弟はいない。
>居住地は千葉県。
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彼は母親に尽くす紳士で、責任感が強いところがあります。家族との信頼関係に非常に重視しており、家族との時間を大切にしています。趣味は読書、映画鑑賞、ジョギングなど、自分自身をリフレッシュすることが好きです。将来的には家族と幸せに暮らせるような仕事を目指しています。
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ChatGTPにプロフィールを考えてもらおうとすると、まずは性格だったり趣味であったり、家族関係であったりと人物像を先に考えるようだ。
私は最初にもっと無機質なデータ、例えば年齢や職業、身長体重などを決めてから人物像を掘り下げていくので、最初の質問から食い違いが生じることになった。
私の意図と違うことに気がついたので、まずは表形式でまとめてもらうことにした。
>プロフィールを表の形式でまとめてください。
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項目 詳細
性別 男性
年齢 20歳
学生か 大学生
学力 平均的
運動 運動が得意
高校時の部活動 陸上部
女の子との話し方 苦手
高校時の恋人 あった
現在の恋人 いない
身長 172cm
体重 65キロ
家族構成 父親は他界、母親と二人暮らし、兄弟はいない
居住地 千葉県
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上記はテキストに流してしまっているので読みにくいが、実際はHTMLの表の形式になっている。
項目と詳細が縦に分かれていて、読みやすいものを出力してくれた。
ChatGPTはこうして表にまとめることが得意なようだ。
次に、表の形式で登場人物のプロフィールを考えてもらった。
>上記は考慮せず、小説の登場人物を新しく考えて、登場人物のプロフィールをつくってください。
>私が挙げた項目は無視して、一般的にプロフィールとして必要な項目をつかって作成してください。プロフィールは表の形式でまとめてください。登場人物は一人だけでかまいません。
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名前: エマ
性別: 女性
年齢: 25歳
職業: フリーランスのグラフィックデザイナー
身長: 162cm
体重: 48kg
家族構成: 父親と母親と姉妹(弟)がいる
居住地: 東京都
特技: 絵を描くこと
趣味: 旅行、読書、料理
性格: 明るく、元気、気配りができる
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見やすくてわかりやすい。
しかしChatGPTは英語がベースにあるようで、油断すると名前を英語名で出力してくる。
身長や体重はランダムな数値ではなく、実際にありそうな値だ。名前を除けば、これはこれで役に立ちそうだ。
ほかの項目については人間の側でプロフィールを適当にいじればいいだろう。
AIなので100人分でも200人分でも作成することができる。けれど、現実的には数が多ければいいというものでもないし、そのまま使うこともないと思う。
それでもゼロから考えるよりも、こうして何らかのたたき台があるだけで作りやすい。
私はここで終わりにしたが、AIに「この人物はどんな性格ですか?」とか、「休みの日は何をしていますか?」などの質問を加えて掘り下げていくこともできるかと思う。AIが勝手に人物像を創作してくれるだろう。
それをしなかった理由としては、AIが創作する人物像は平均値をとった無難なものだというイメージがあるからだ。
すごく癖のある人間や、ずぼらだったり、社会的に欠陥のあるタイプの人間ではないと思う。特殊な人間ではなく、無難で平均的な人物像だということだ。
AIの出力する人物像は血が通っていないというか、優等生でも劣等生でもなく、人間味のない中間的な存在を出力する。個性が感じられない。
これは当たり前といえば当たり前で、AIの回答を受け取る人間側は大勢いて、みんながみんな悪くないと判断するような答えを返すものだからだ。特殊な回答を出さないのがAIだからだ。
なので、もし掘り下げていくとしたら、人間の側で人物像を補完してあげるといいのかもしれない。
たとえば「仕事がバリバリできるエリートだが、家に帰るとだらしなくなり、片付けができない。仕事をするときはおしゃれなスーツに身を包んでいるが、家ではジャージ姿で自炊もしない」などの情報を加えながら、対話を通して掘り下げることはできるはずだ。
これをしなかったのは、対話を繰り返すことには意外と時間を取られるからだ。
AIの出力には待ち時間がある。
人物像をどこまで掘り下げることができるかというのは今回の目的ではないので、また別の機会で確かめてみようと思う。
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