描写のたたき台としての利用
小説を書き慣れていない場合、ゼロから描写を書くのは難しい。どこから手を付けたらいいのかがわからないからだ。
本当は描写の練習が必要だし、市販の書籍から描写を抽出して研究したりもする。
しかし勉強してもなかなか上手くならないなど、もどかしさもある。
AIに描写例を書いてもらって、そこからイメージを膨らませると、もしかしたら書きやすくなるかもしれない。
AIに人物描写を書いてもらうよう要求する。
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>小説風に人物描写を200文字以内でしてください。黒髪の女子高生でお願いします。
彼女は、美しい黒髪を揺らしながら歩いていた。高校生だった彼女は、若さと知的な魅力を持っていた。純粋な瞳が、自分自身を見つめていたようだった。彼女は、手に持ったスマホを見ながら歩いていたが、目の前の人々にも気を配っていたようだった。彼女は、常に笑顔を浮かべていたが、何かに深く考えているようなところもあった。彼女は、今日も元気に歩いていたが、どこかに向かっている意味深い目的があったようだった。
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想定していたものと違い、外見の描写が少なかった。
追加で質問してみる。
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>外見描写を中心にして書いてみてください。
彼女は、抜け目のない美貌を持っていた。長い、滑らかな黒髪が、肩に掛かっていた。大きな瞳が、鮮やかな色をしていた。彼女は、高校生らしいスマートな格好をしていた。白いブラウスに、ジーンズというシンプルな着こなしが、彼女の若々しさを引き立てていた。彼女は、ステップを踏みしめながら歩いていたが、自信に溢れた動き方で、周りから注目されていた。彼女の肌は、晴れた日差しに陽気に輝いていた。彼女は、純粋な美しさと、若さに溢れた美しい少女であった。
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読みやすく、単純な構造の文章だ。
人物描写としては、当たり障りのない、平均値をとったAIらしい描写だと言える。
AIに書いてもらった文章をそのまま使うことはやめたほうがいい。そして、この文章を修正して使うことも、私はすすめない。
イメージが何も浮かばなかった状態から、イメージ化するための起爆剤として使うといいと思う。
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>日本における駅前繁華街の様子を、小説風に描写してみてください。
駅前の繁華街は、人々が騒ぎ立っているような場所であった。街灯が明るく、街角では売り子が叫ぶ声が響いていた。駅前通りは、人々が歩き回っているような繁忙な場所であり、店舗やレストラン、コーヒーショップが並んでいた。
見慣れた人たちが、手を振りながら迎えに来たり、別れの挨拶をしたりする光景があった。彼らは、仕事から帰るために駅に向かっていたか、夜のデートのために街を歩いていた。
屋台では、香り高い焼き肉と、おいしそうな餃子が提供されていた。駅前のホームでは、旅客たちが集まっていた。彼らは、駅で待つ間、店でコーヒーを飲んだり、本を読んだりしていた。
駅前繁華街は、多くの人々にとって、繁忙な一日の終わりにリラックスするための、場所であった。それは、人々が楽しむことができる様々なエンターテイメントと、食べ物を提供する多種多様な店舗が集まっていた場所であった。
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これもそのまま使うことはできないが、自分ひとりではイメージすることもなかった材料を与えてくれる。発想に刺激を与えてくれるものとして利用することができる。
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>ファンタジー小説における戦士とゴブリンの戦闘描写を書いてください。動きを多めにして、200文字以内でお願いします。
戦士は、剣を振り回しながら、ゴブリンの一団に向かって進んでいた。ゴブリンたちは、獰猛な笑みを浮かべながら、戦士に向かって攻撃していた。戦士は、力強い一撃を放ち、ゴブリンを倒した。しかし、また別のゴブリンが、戦士の後方から攻撃してきた。戦士は、素早い反応で、剣を振り回して敵を蹴散らした。ゴブリンたちは、次々と戦士に向かって攻撃してきたが、戦士は、確かな手腕で敵を倒していった。絶え間なく敵が攻撃してくる中、戦士は、根気強く戦い続けた。最後の一人のゴブリンが、倒れたとき、戦士は、勝利の喜びを感じながら、長い旅路に向かって歩き出した。
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あ、ゴブリンは集団なんだね。私は1対1を想定していた。
このように、自分の思い込みの外での発想を与えてくれるので、刺激になる。
AIの小説のままだと臨場感や迫力は足りない。そこは作者自身の技量が必要だし、それが小説を書く面白さでもある。
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>魔王を倒した勇者が王様に報告する場面の小説を書いてください。会話の分量を70%以上にして、400文字以内でお願いします。
勇者は、王様の前に立った。彼は、高く持ち上げられた頭を下げ、声を張り上げて話しかけた。「魔王を倒しました!」
王様は、大いに驚き、喜ぶと、「本当に?それは、素晴らしい!」
勇者は、確信を持って答えた。「はい、私は、魔王を倒しました。彼の army を追い払い、彼を自分の手で倒しました。」
王様は、満面の笑みを浮かべ、「それは、本当に素晴らしい。あなたは、本当に勇敢で、優秀な戦士です。」
勇者は、少し腰を引き、「ありがとうございます。私は、この国と、皆さまを守るために、最善を尽くします。」
王様は、勇者を見て、「私は、そのことを知っています。あなたは、本当に素晴らしい人物です。この国は、あなたがいるから、安心しています。」
勇者は、腰を下ろし、「ありがとうございます。これからも、最善を尽くします。」と、言って、退散した。
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質問が悪かったのかな? 追加で質問もしてみたが、あまりいい小説にはならなかった。
AIの苦手分野なのか、もしくは質問が悪いのか……。
現状のAIは小説を書かせるものではなく、書くための補助として利用するといいのだろう。
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