【番外編】アズールランナー 〜転生したら船にされていたので、偶然乗り合わせたお嬢様を伝説の女海賊船長に育ててやります〜

クマネコ

まず初めに 〜番外編についての説明〜

『アズールランナー 〜転生したら船にされていたので、偶然乗り合わせたお嬢様を伝説の女海賊船長に育ててやります〜』番外編では、本編で描かれなかった物語を掘り下げて、舞台の世界観を広げたり、個人的に深く突っ込みたかった箇所や、スポットの当たっていなかったキャラをメインで取り扱う場にしていきたいと思っています。

※本編を進めつつ、それでもなお余力があるときに書き進め、不定期で更新していきます!


どれも本編と繋がりのある話ばかりなので、先に本編を読んでからこちらを読んでいただくと、さらに面白くなる作りとなっています。以下が本編へのリンクです。

↓↓↓

https://kakuyomu.jp/works/16817330647923438934




〇番外編の構成について

・Kind of Hard(カインド・オブ・ハード:文章がかなり硬派で純文学的な作品集)

・Kind of Labi(カインド・オブ・ラビ:船に転生した主人公とヒロインのラビに関する裏話的な作品集)

・Kind of Play(カインド・オブ・プレイ:作者が遊び気分で書いたおまけ作品集)




〇作品概要(※今後さらにストーリー追加予定)


★「海賊のしらべ」Kind of Hard

村を賊に襲撃され、家族を殺された少年テテウは、偶然通りがかった「青髭ブルービアード」ことヨハンに命を救われる。小さい頃から海賊である青髭ブルービアードに憧れ、船乗りを目指していたテテウは、自身の憧れである人と運命的な出会いを果たしたことに喜びを隠せないが、当のヨハンはテテウが船乗りになる夢を認めてくれない。


★「地獄の番犬は飼い主の夢を見る」Kind of Labi

資金不足を抱えたラビたち海賊一行は、高価な鉱石の眠る炭鉱の町へとやって来る。すでに無人となり廃墟となった街中で、ラビたちは一匹の黒犬と遭遇。その黒犬は鉱石の眠る場所へ案内してくれると噂の案内役であった。黒犬に先導され、迷うと二度と出られない炭鉱トンネルの中を進んでゆくラビ。案内された場所で、彼らが見たものとは――


★「異世界だけどメリークリスマス!」Kind of Play

メリークリスマス! ――と言っても、異世界じゃそんな風習なんて無いし、何のことやら分からない。クリスマスという行事について興味津々なラビは、サンタが良い子の枕元にプレゼントが置いてくれることを知ってウキウキが止まらない。そんな純粋無垢なラビに、サンタは居ないなんて口が裂けても言えない俺は、ラビにプレゼントを渡すため、とある作戦を実行する――




〇世界観・登場人物についての説明

<舞台について>

【ヴェルデシア世界】

 広大な空の上にいくつもの島や大陸が浮遊しており、「魔導船まどうせん」と呼ばれる空飛ぶ船が往来して、人や物資を運んでいる。

 大陸を形成する岩石にはフラジウムと呼ばれる物質が含まれていて、この物質は大気中にある魔素マナを魔力に変換して磁場じばを発生させる特徴があり、ゆえに巨大な大陸も常に重力に逆らい、空の上を浮遊し続けることができる。この原理は魔導船にも応用されており、フラジウムを結晶化させて船に組み込むことにより、魔力を制御して空を自由に航行することができる。

 ヴェルデシア世界には、主に三大国が空を支配しており、各国で国境を空に定め、その領空にある大陸を自国の領土としている。

[三大国]

・ロシュール王国(←舞台になるのは主にここ! その他の国はあまり出てこない)

・神聖ガルラド帝国

大日ノ下帝國おおひのもとていこく



<登場人物紹介>

●俺/師匠/クルーエル・ラビ

転生前はブラック企業に就職していたサラリーマン。過労が原因で死んでしまい、異世界に「船」となって転生した不幸者。異世界で船として生きていくため、ラビやその他の有能な乗組員たちをスカウトし、異世界の空を飛び回ってゆく。少女であるラビに過酷な労働を押し付けるような鬼畜な性格を見せることもあるが、それでも根は優しく、彼女のことをいつも気にかけている。ちなみに、「クルーエル・ラビ(勇ましきラビ)」という船名はラビによって付けられた。


●ラビリスタ・Sシャロ・レウィナス

二つ名:「蒼空の使者アズールランナー

蒼い髪と目が特徴的な少女。皆からは「ラビ」という愛称で呼ばれている。元々はレウィナス公爵領の令嬢で貴族出身だったが、王国の陰謀に巻き込まれ両親を失い、奴隷の身分に落ちぶれてしまっていた。主人公である師匠に窮地を救われてからは、最初の乗組員として師匠の元で働き始め、多くの困難と対峙しつつも、経験を積みながら海賊船クルーエル・ラビ号の舵を握る伝説の女船長へと成り上がってゆく。天職は錬成師アルケミストであるが、魔素拒絶体質症候群アンチ・マナ・シンドロームという特殊体質であるゆえに魔法を使えず、天職スキルの錬金術も常にLv1のまま。


●ニーナ・アルハ

二つ名:「褐色の女神ブラウン・グッドネス

ダークエルフ族の戦士であり、伝説の海賊「八選羅針会はっせんらしんかい」の一人。ヴェルデシア一の快速魔導船「カムチャッカ・インフェルノ」号の船長で、船乗りとしての経験が豊富。ゆえに様々な航路や大陸の位置、その地理までも熟知しており、クルーエル・ラビ号の副長に抜擢されてからは、ラビの良き右腕として活躍する。社交性も高く、乗組員やルルの港町の住人から絶大な信頼を置かれている。まるでギャルのように砕けた態度や話し方をするため、主人公である師匠からは「ギャルエルフ」と呼ばれている。


●ポーラ・アルテマ

二つ名:「白き極寒獣ホワイト・ポーラ

レウィナス公爵領トカダン中大陸に古くから暮らす先住民「白熊族はくゆうぞく」の娘で、レウィナス公爵の結成した近衛メイド部隊「ホワイトベアーズ」を束ねるメイド長。レウィナス公爵や、その娘であるラビに忠誠ちゅうせいを誓っている。レウィナス侵攻が起きた際に王国軍に捕まり、奴隷としてタイレル侯爵の居城であるサラザリア城に幽閉ゆうへいされていたが、ラビたちに救われて以降は彼女の忠実な部下となる。転移魔法の使い手で、天職が銃剣士ベイヨネッタであるゆえに短剣や銃を使った近接戦闘を得意とする。


●クロム・レア

二つ名:「白黒頭しろくろあたま

魚人(虎魚シャチ族)の少女だが、身長は大人ほどあり、シャチと人間を足し合わせたような容姿をしている。水の都であるサザナミ大陸ウルツィアの港町で、クジラと間違えてクルーエル・ラビ号の船底に体当たりしてしまい、船底に大穴を開けてあわや沈没寸前まで主人公たちを追い詰めた。食欲旺盛しょくよくおうせいで、人間の肉が大好物。知能が低く言葉もカタコトで、何かあればすぐ目の前にいる人間を食べようとするので扱いには要注意。超人的な肉体を持ち、大砲を素手で投げ飛ばすほどの怪力で、頑丈な皮膚は銃弾すらもはじいてしまう。


●ヨハン・Gジョー・ザヴィアス

二つ名:「青髭ブルービアード

八選羅針会はっせんらしんかいと呼ばれる伝説の海賊たちを率いるリーダー。大航海時代には海賊船「イン・ア・サイレント・ウェイ」号の船長として世界中の空域を荒らし回り、彼の率いる海賊団は王国軍や帝国軍でも歯が立たないと恐れられた。しかし、今は自分の船も持たず、たった一人で世界のあちこちを放浪している。

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