13話
グレーさんは僕に宿題を出した翌日からまた別の依頼でダンジョンではなく王都の外に遠征に行ったみたいだった。
僕はその間、グレーさんに出された宿題をやってみたんだが、あいにく今までやったことないことをやろうとしてるせいか、メモをするのを忘れて一日目はほとんどメモは埋まらなかった。そのことを仕事から帰って一息ついてから気づきなんかへこんだ…
二日目からは仕事場の一時間毎になるチャイム毎にメモするように心がけ、家でもなんとか少しかけるようになった
その短いような長いような三日間で少し気づいたのか自分は忙しいと思っていたのが意外と時間をムダにしてたのではないかということだった。
三日後(夕方のギルドにて)
カイ「ふ〜、今日もとりあえず仕事終わったかな〜、さぁて〜グレーさんは予定通りだとそろそろギルドに来ると思うんだけどな…」
仕事が一段落してカウンターで軽くのびをした
グレー「なんだい?僕を待っててくれたのかい?」
カイ「うぉぉ!!……な、なんだ…グレーさんですか〜もぉ驚かさないでくださいよ〜」
突然、横から耳元に声をかけられてびっくりし振り向いたらご機嫌なのかニヤニヤしてるグレーさんの顔が見えた
就業時間中なのに気を抜いてた僕も悪いのだが、それにしたって少しイタズラがすぎるんではないのかこの人は……
グレー「そうだよ〜カイ君が待っていたグレーさんだよ〜。僕の出した宿題はどう?ちゃんとやってる〜?」
カイ「なんかふざけてませんか?それはできましたよ。ま、まぁ〜なんというか〜やるにはやったんですが、一日目とかはほとんど書けてないですが…」
グレー「いいね!すごいじゃん〜!今までやってなかったことだもんね〜やれてるだけすごいことだよ。僕ね〜もしかしたらカイ君やってないんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてたよ〜」
カイ「流石にそれはないですよ!せっかく教えてもらったことなのでやらないのはグレーさんに失礼じゃないですか〜!」
僕の話を聞くとグレーさんは表情がニヤニヤからニコニコに変わった
グレー「いや〜〜カイ君も嬉しいこと言ってくれるね!お兄さん嬉しくなっちゃったな〜。いいね、その粋だよ!よし!(๑•̀ㅂ•́)و✧、それじゃあもう少しで仕事が終わるよね。僕もこのあと暇だから三日前の話を続きをしようか〜、ギルドから歩いてちょびっと行ったところに『夜明け亭』ってあるよねそこに行こう!仕事終わるまで依頼が貼ってある掲示板の前らへんで待ってるから〜」
カイ「はい!よろしくお願いします!!」
続く
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