第14話マンション売って泊つけてなんぼでしょ




それから拓矢は時間がある時は益田の事務所に出入りした。


益田は週に2日くらいの頻度でしか来ない。


益田「まぁ営業の事は久山、叩き込んでくれ」


久山は事務所に住み込んでるから常にいる。


昼は久山から営業のレクチャー&飛び込み営業

夜は益田久山と歌舞伎町や六本木の裏スロットやキャバクラに行く。


東京に来てもこういう高い店は行ったことないから新鮮だった。


益田は豪快な男だった。

裏スロで

拓矢「益田さん10分で30万、、溶けましたよ、、」


益田「こういう時は目一杯張るんだよもう追加で行くぞ、博打はこうでなきゃな、ヒリヒリすんだろ」


自分の金ではないが自分の収入以上の金額が溶けたり増えたりするのは身を切られるようで本当にヒリヒリした


益田の会社の元部下も少年院上がりのゴリゴリの人でネットのヨーロピアンルーレットをやって大金を賭けている


益田の部下上尾「益田さん、今日は歌舞伎ですか?最近六本木のディレストの00ちゃんが会いたがってましたよ」


そんな会話がしょっちゅう


歌舞伎町区役所通り游玄亭


拓矢「すごいですね料亭なんて初めて来ました」


料理が運ばれる


益田「拓矢、今久山から色々叩き込まれてるだろうけど、物件売りゃこういう遊びできんだよ、金稼がせてやる」


外に出て

益田「キャバクラでも行くか」


一軒目は普通に大丈夫だったのだが

2軒目キャッチに付いていった所が歯がないおばさんばかりの所に連れてかれた


久山「中々ヘビーなところだったな、、、」

益田「あのキャッチどこだ、、、」


電話をかける益田


上尾「あーその特徴のキャッチ多分風林会館の裏辺りに移動してると思いますよ」


移動する

久山「お、あいつじゃね?」


捕まえて


益田「おい!お前なんだあの店!ふざけてんのかよ」


情けない声でキャッチ

「何の話ですか?!僕知らないですよなんのことですか!?」


久山「拓矢お前反対側の腕押さえろ」


拓矢「へ、、あ、はい!」


押さえられるキャッチ

キャッチ「やめてくださいなんのはなしですか?!」


耳元で久山

「ちょっと怖い思いするだけだから安心してくれ」


鞄を拓矢に渡しファイティングポーズをとる益田



シュババババ

何度も

ミリ単位にパンチを寸止めする益田

益田は元プロボクサーだった。


素人の動きでは無いし、パンチが見えない


キャッチ「ひぃぃ、、ひぃ、」


恐らく全部のパンチ喰らったら間違い無くあの世行きだ


時間で6秒位の出来事

失禁するキャッチ


腕を話す


久山「お前これから歌舞伎でキャッチするならパンパース履いとけやハハハ!」


益田「さてずらかるか」


んでまた飲みに行く


凄い世界だ


続いて水着のガールズバー深夜1時


久山「いや贅沢はいわねぇ、後ろを向いてケツに力を入れてほしい」


ガールズバー女達

ざわ、、ざわ、、

少しむっとした顔する女と笑いながらやる女の人で別れた。


久山「やべぇ最近見た映画よりあんたのケツの方が感動したぜ!」


久山は大喜びでドリンクを女の人に頼む

やらなかった人には塩対応だ。


益田「どんな仕事でもプライド捨てれるかだよなー」


哲学者の様にうなずく益田



そんな狂った夜が終わると




益田「マンション売って泊つけてなんぼだ、ぶっ飛んでなきゃ売れねぇよ」


と毎回拓矢をたしなめる


ガールズバーの姉ちゃんのケツを見ながら

拓矢はいつか不動産売ってやると野望を燃やすようになった。



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