母親の死
成瀬昭彦
母親との会話
1995年の阪神淡路大震災から28年。前日の16日、仕事を終え7時半に帰宅した。
「あぁ!お帰り」
母親が出迎えた。
「今日、病院に行ったら、だいぶ待たされたわ!」
母親が話かけてきた。
「ここの診察で?」
僕は、自分の右足のアキレス腱を指さして聞いた。
実は、右足に(下肢静脈瘤)という血管の病気を持っているのだが。母親も同じ病気を持っていた。
「そうよ!もう疲れちゃった!」
会話を交わした後、自分の部屋に行き、翌日に支度などをした。そして、母親の用意していた晩御飯を食べ、風呂に入った。
風呂に入ると、やはり気持ちいいのか、ゆっくり長湯をしていた。約40~50分は入ってしまう。
風呂を出た後は、母親に出たことを伝えた。
「あぁ!出たのね!」
その後、母親が入り、30分後には、父親が入った。・・・その日までは、いままで通りのごく普通の生活を送っていた。
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