vodka!

@okeoke

ロード編

第1話


???「逃げて!!!シン!!」

はっと目を覚ました。


 4224年、この地球の生態系に、いろんな変化が巻き起こった。動物が巨大化し、凶暴化し、怪物となっていった。私たちの手には負えないものとなってきた。そこで、進化してきた科学力を使い、人々は自分に特殊な能力を付け、凶暴化した怪物と戦った。しかし、現実は残酷だった。凶暴化した怪物たちは、群れとなり、その中で1番強かったヌシを中心に、地球はどんどん荒れていった。世界政府は、地球を4つの大陸に区切り、それぞれ西から、「ロード」「リース」「サウラント」「ジーク」と名づけ、東に強い怪物を追いやり、将来くる強いハンターに、狩ってもらおうとした。ハンターたちは、最初の大陸ロードから、少しずつ東の大陸へと進んでいった。

 あれから800年が経った。ジークには、ジークのヌシが誕生し、最強の怪物となった。時代は少しずつ、悪化し続けたのだ。

 シンは、ロードにいる少年。シンの父親や母親は今どこにいるのか、生きているのかも、シンは知らず、昔からロードの町「シュラーク」の人々に育てられた。「シュラーク」は、ロードの中でも西の町で、とてもおだやかだった。シンの夢は、ジークのヌシを倒すこと。今日は、シンが正式にハンターになる。ハンターは、レベルのつけられたモンスターを倒し、その倒したレベルが、ハンターの強さ、ランクになる。このロードを抜けてリースに行くには、R(レベル)10000以上の怪物を倒さなければならない。

シン「よーし!これで俺はハンターだぁっ!」

 ハンターになったばかりのものは、みんな武器を買ったり、特殊能力をつけたりする。特殊能力は、その体に合ったもののみつけることができ、その付けた特殊能力と相性がいい怪物を、ハンターたちは倒す。シンはまず、武器屋に行った。

シン「武器屋のおっちゃん!この金で買える剣はないか?」

おっちゃん「こんな金でか?うーん、今のところ、売れるもんはないなぁ、、」

シン「そんな、うそだろ?」

???「ちょっと君」

シン「なんだ?」

???「いいところにいたな、今ちょうど、この剣を売ろうとしていたんだ。いるか?これ」

シン「えぇ?いいのか?」

???「あぁ」

 剣をくれた男は、とても大柄で、強そうだった。

シン「(こいつもハンターなのか?めっちゃ強そうだな、、、)」

 なんだったんだと思いつつも、シンは次に、特殊能力をつけてもらいに役所へ行った。

シン「すいません、能力診断をしてほしいんですけど」

役人「わかりました。では、こちらに手を置いてください」

 ぼわぁっと、体全体が調べられた感じがした。

役人「結果が出ました。あなたにつけれる能力は、時空変換です。効果は、数秒間時を止めれる、などです。そんなに強いとは言えませんね、、、」

シン「そんなぁ!なんでだよ、、、」

 シンはしぶしぶ了承した。果たしてこれはよかったのだろうか。

 シンは次に、ギルドへ向かった。

シン「ギルドの役人さん!何か手配書ある?」

役人「あんた新人かい?新人さんなら、こんなのどうだい?」

R100 シュウの子熊

 シュウというのは、ロードの怪物の群れの一つ。このヌシは、R10000を超える大物だ。

シン「よーし!こいつに決めた!」

シンは、1番最初の狩へ旅立った。


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