(高齢者vs孫②)メタバースな異世界空間で、あの人たちが愛のバトルをやったら?
第4話 「申告敬遠」それって、新卒的には、こういう意味らしい→「会社説明会に出るから講義は休みますって申告すれば、出席したことになる」
第4話 「申告敬遠」それって、新卒的には、こういう意味らしい→「会社説明会に出るから講義は休みますって申告すれば、出席したことになる」
外は、薄暗くなっていた。
また、Hな香り。
「ばあば!」
「かわいいねえ、ファイト!」
「ばあば、ばあば!」
「さすがは、大学4年生じゃな」
「ばあばの、就職!ばあばの、就職!」
日本っていう国は、こういう世代に栄養をやりまくって、本当に努力のできた就職氷河期世代を、裏切ったわけか。
今になって、大あわての日本。
自爆。
ボンバーマン。
「思い描いていた学校生活にならず、弱っていく孫たちが、かわいそう。誰が、こんなことをしたんじゃ…」
高齢者も、よく、言うよ。
「まあ、良い。次が、あるさ」
そう言える世代が、うらやましい。
「就職氷河期世代には、次がないんだ!」
世代間の差。
「ばあば、知ってる?会社説明会に出るから、講義は休みますって申告すれば、出席したことになるんだ。申告敬遠だ!」
野球ファンに、怒られますよ。
プルルルル…!
テーブルの上の彼のスマホが、鳴った。
「ファイトさんよね?」
「ああ、この前の女の子?ひひ」
「お久しぶり」
「ファイト、一発!」
「それ、なつかしい言い方ね!」
「俺、君のことが、好きなんだ!」
「じゃあ、 150万円、ちょうだい?」
「 150万円?あ、そう。俺ら、最強世代。世界に 1つだけの花!どうせ、それくらいの金、皆からもらえるさ(←こういう考え方だから、まわりが迷惑するんだよ)」
「へえ」
「あれ?でも、金融機関で 1日に下ろせる金は、50万円までだぞ?」
「ファイトさんは…」
「何?」
「郵便会社に、たくさん、金を入れていたでしょ?」
「う、うん…」
「そこで、 1日50万円下ろすのを、 3日続ければ良いんじゃないの?ほら、 150万円」
「頭良いな(←マジで言ってるの?)!」
「 150万円下ろしてくれたら、あなたの×××に、×××しちゃおうかな?」
「ういっひー!」
ここで、こう思う人いたでしょ。
「郵便会社?郵便局の、間違いじゃね?」
いや、間違ってません!
小泉純一郎政権のとき、郵政民営化の改革があった。そのとき、公務員の職場の郵便局は、民営化。
「局」の字が、なくなったんです。
「局」っていうのは、基本、公務員の職場のことだから。
「でも…あれ?郵便局って、フツーに言うよな?」
たしかに。
それは、昔の言い方が抜けていないだけ。
正しくは、「郵便会社」。
「あれ?郵便局にいってきてくれって、会社で言われたけど?」
それは、その人が言い直せていないだけ。
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