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第四十五首 どこにも強敵は…
どこにも強敵はいないけれど 「殺せるものなら 殺してみろや」
強がり短歌。
いまだ悟りを開いていないのであれば、人は闘争の中でなければ生きることを実感できない。しかし、現実においてはわかりやすい敵など存在しない。それならば、叫ぶしかない。仮想敵に向けて、声を荒げて、「殺してみせろよ」と叫ぶしか。
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