第十一首 なにかに向かい...

なにかに向かい駆け出す君と 正体不明よ未来で会おう



 友人との散策中に詠んだ短歌。

 友人が急に駆け出した時に、いったい何を見つけて駆け出したんだろうと疑問に思った。だけどもその正体不明は、一分もしないうちに、数歩先で邂逅することができる。ならば、正体不明が「正体不明」として存在できる今だけは、未来で会おうと手を振ろうと思って詠んだ。

 短いのでもう少し文字を費やしてもよかったなぁと思う。

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