待ち時間が長い(有益度★)
最近、ハリーポッターブームが来ています。
今さら何故?っていう感じなんですけど、GWっていうのは毎年ゲームのDL版セールがあるんですよ。なんとなく買うタイミングを逸していたタイトルが半額とかになっていたりするのでついつい毎年爆買いをしてしまうわけですね。
で、次の年のセールの時点で一回も遊んでいないタイトルがいっぱいあるのに、また次を買うなんてことになってます。
で、ゲームが趣味というか、ゲームを買うことが趣味みたいになってしまっていた私も学習しまして。
今年は厳選して『ホグワーツレガシー』『零 月蝕の仮面』『零 濡鴉ノ巫女』の3本を購入しました。
で、『ホグワーツレガシー』。ハリーポッターまったく知らないのに買ってみました。
ハリーポッター出てこないなぁと思ったら、舞台が1800年代で『賢者の石』の100年以上前のお話らしいです。
なるほど。
主人公ちゃん(女の子にしました)の声優さんの声とお芝居が良くてですね。優等生キャラなんですけど、嫌味がなくて良い感じです。
先生たちもキャラが立っているのと(ガーリック先生が可愛い)、ちょっとしたことでめちゃくちゃ褒めてくれるので好きですね。
簡単な魔法薬を調合したり、習った魔法使ったりするだけで、「噂通りの実力だな」とか「初めてとは思えん」とか「グリフィンドールに加点」みたいに褒めちぎってくれるので気持ちよく授業が受けられます。
あたしつえー。杖は桜の木の螺旋状、11.5インチで驚くほど振りやすい、芯は不死鳥の羽にしました。別に性能差はないらしいです。
そんなこんなでハリーポッターを一切履修してこなかったくせに、ホグワーツを我が物顔で闊歩しているわけですが、原作小説が面白いとXでアドバイスをいただいたので、文庫版で読んでみることにしました。
先にゲームをやっていることで、独特な固有名詞が出てきても多分一発でビジュアルが浮かぶはずですし、ホグワーツ内の位置関係もだいたい把握できるはず。
あと呪文もけっこう覚えてますね。「レパロ」「レヴィオーソ」「アクシオ」「ルーモス」「プロテゴ」「ステューピファイ」はよく使いますけど、原作でも出てくるんですかね?
まぁ、原稿の待ち時間はこんな感じでインプットをしていますっていう話なんですけど、初稿出してから最初の返事まで数ヵ月待って、改稿提出してからまた次いつ返事がくるかわからないという状況なので、他の趣味が捗っちゃうんですよね。
私の場合、趣味の中での小説(書くのも読むのも)の位置づけっていうのが、麻雀とか小劇場演劇とか地下のライブとかギャンブルと並列で、何かで待ち時間が発生したり、気が向かない時は別のことするだけなので、待つっていうことに対してなんらストレスはないんですけど、趣味じゃなくてこれで食っていくんだ!とか、自分にはこれしかないっていう人にとっては苦痛な時間かもしれません。
ボツならボツで新作に取りかかるとか、他所に持って行くとかもできますけど、いつ返事が来るかもわからないし、出るのかどうかも不明ですからね。
私は提出したことすら忘れて遊べるタイプです。
流行の移り変わりがあったり、流行ネタの中でも被りを回避するために早めに出した方がいいジャンルだともっとスピーディーに進むようですが(小説とか本じゃないですけど、別ジャンルでちょっと声かけてもらって書いたものもあるんですが、返事めちゃ早でした)、文芸は全体的にのんびりしてますね。原稿が取り合いになるような売れっ子作家さんだと違う気もしますが、私のような新人はじっくりやりましょうっていう感じです。
なので、待つのが苦手だったり、次から次へとアイディアが降ってくるし、ずっと仕事として小説の作業をしていたいという方はスピード感があるジャンルを書くとか、幅広く色んなジャンル書いてみるとかっていうのも意識した方がいいかもしれないですね。
そういえば、書店でもライトノベルやコミックの棚って本当に1~2週間くらいでガラッと変わってますよね。アニメ放送中の作品以外。
でも文芸はあんまり様変わりしないというか、発売から一年経っても私の著作棚に差さってますからね。担当編集者さんも文芸はいつどのタイミングで売れるかわからないし、かなり長い期間「新刊扱い」みたいなことおっしゃってました。
もちろん、何を書くかっていうのは自分の趣味嗜好ってのが一番ですけど、意外とこういうところでもジャンルの向き不向きとかある気がしますねぇ。
ではでは。
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