blackさんへ。「覇権」のリバランスの例を示す

※blackさんが年末調整の繁忙期であることは承知している。

しかも俺は今朝の書き込みで年末は何もしなくて大丈夫と言ったが、

あれは大嘘となってしまった。俺の相場見通しは3時間ごとに変わるのですまない。


★やること自体は単純ですが、発想そのものが高難易度の運用になります★

 運用レベルとしては個人投資家としてはこの運用ができる人はまずいない。

 blackさんの「覇権」は、俺の運用する投資信託の中でもかなり

 運用難易度が高く、かつトップダウン・アプローチを使っている。


また、今回示すリバランス例は、筆者の「カン」による急激な円高予想による。

従来予想だったゆるやかな円高ではなく、急激な円高と24年度の相場暴落、

各国中銀の手のひら返し(やっぱり利下げしまーす!!(-_-))

を今から意識した防御戦略である。


よって俺のカンが外れたら、ほぼ意味の無いリバランスになるため

無理にやる必要も無いし、仕事中に資産運用するのが手間なら

会社の仕事に専念して欲しい。


(12月13日のFOMC後に急激に円高になるかもしれない…( `ー´)


その上で、24年度相場で「覇権」の価格変動リスクを大幅に抑えることが

可能なリバランスの例を教えてあげるね(*^_^*)


米国ETFである上場ナスダックとSP500には便利なことに為替ヘッジありと

なしがあるわけだが、(中国やブラジルなどのETFはヘッジなしのみ)

昨年までにblackさんには為替ヘッジなしを買ってもらい、

今日まで爆発的な円安効果で株高となった。この一部を利益確定し、

売って得た資金で為替ヘッジありで株安(円安に弱い)

となってる同名のETFを買う。リバランスするわけだ。


現在の資産額(数字はおよそ)

ナスダック→ 時価88万で含み益24万(+38%)★

SP500  → 時価88万で含み益18万(+26%)


実はこのようなリターンになっており、特にナスダックの騰落率は

なんと現在世界一とまで称される日経平均の上昇率さえも超えている。

日本で投資できる為替ヘッジなしのナスダックが最強なのを多くの人は知らない。

政府が無能すぎて円が最弱通貨になったために生じた喜劇だ。


君の保有資産で最強なのは為替ヘッジをつけずに150円の円安の

恩恵と、利上げ最終局面で反転した米国巨大IT起業の

株価上昇を受けたナスダックだ。blackさんの今後の人生の中でも

ひとつのETFがこの短期間で38%のリターンを得ることは今後もまずないと

考えておいてくれ。俺の組成した「PF」の完成度が明らかに

素人のレベルとは違うのがわかると思う。



★リバランスのやり方★


11月から12月にかけて毎日、3万円から5万円ずつ(数字はこの範囲で任意でおk)


①今持っているナスダックを売り(利益確定)

 2569上場NASDAQ100米国株 為替ヘッジあり

 を買い付ける。


②今持っているSP500を売り(利益確定)

 2521 - 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり

 を買い付ける。


①と②を日々の株価変動に関係なく行い、

最終的に、ナスダックとSP500の為替ヘッジのありなしの比率を

それぞれ半分ずつ(だいたい40万ずつか)になるように保持する。


すると、24年から25年にかけて急激な円高、急激な株安が訪れたとしても、

以下のメリットが発生する。


・円高によるヘッジなし資産額の大幅減少を抑えることができる。

・為替変動によるリスクを単純に半減させる。

・もし来年まで円安が続いたとしても、へっじなしを半分持ってるので安心。


・円安効果による爆発的な含み益を確定させることで「売却益」を得る。

・一度確定した利益は、消えることがない(概算で18~20万くらい確定)

・確定した利益で、現在割安となっているヘッジありのETFを多く買える。

・計算が面倒なのであえて説明しないが、上の効果は資産運用効率を高める。



さらに、俺だったらこうする案を示す。

これも無理にやる必要はなくて、参考までに読んでほしい。


キャッシュ(余裕資金。日本円)を使い、


・1487 外国債券 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)

・1496 iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)

・1497 iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(為替ヘッジあり)


以上の資産を、累計20万円買う。

もしくは現金の比率を下げてゼロにしてまで今週中に全力で買い付ける。


運用方法

①24年度中は現金の代わりに債権を保有して分配金を得る。

②24年度中に株価の暴落があった場合、債券を売って株の買い付けをする

③その際に、安値になったJリートや為替ヘッジ付きの米独のETFを買う。


グローバルマクロの分析により日本円よりもヘッジ付き債権の方が

はるかに高い利息収入が得られることを意識した高度な運用。

もちろんやらなくていい。ただ、あくまでトップダウンの運用方法は

こういうのだと、この運用法を印刷してあとになって読み返してみればいい。


別に、ここまでの細かい運用をしなくてもblackさんの資産は

超長期で増え続けるのでそれは心配しなくていいからね( `ー´)ノ

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