第5話
(ミーンミンミンミンミーン…ミーンミンミンミンミーン…ジーッ…)
時は、7月23日のことであった。
またところ変わって、
時は朝10時過ぎであった。
数学の先生が黒板に計算式を書いていた。
クラスの子たちは、ノートに計算式を書いて問題を解いた。
しかし、
先生は、ハヤベンをしている
「コラ!!
「えっ?」
「黒板に書かれている計算式を解け!?」
「えっ?」
「解けと言うたら解け!!」
その後、
数学の先生は、いいかげんな答えを書いた
(ガーン!!)
「コラ!!オドレはふざけとんか!!席へ戻れハヤベン!!」
数学の先生から強烈な声で怒鳴られた
ぼくはハヤベン魔だから…
簡単な計算式なんかできん…
ふざけるなよ…
バカセンコウ…
昼ごはん時であった。
教室では、生徒たちがお弁当を食べていた。
しかし、
「笠島。」
「なんや!!」
「ベントー…食べさせてくれよぉ…」
「なんやオドレ!!」
「朝ごはんを食べることができんかった…」
「それは朝ごはん食べんオドレが悪いのだ!!」
「どうしてそんなひどいことを言うのだよぅ…お弁当が食べたいよ…」
友人は、チッと舌打ちしてから『半分だけにしろ…』と
このあと、
事件は、5時間目の国語の授業の時に発生した。
(ガーン!!)
直人は、後ろから突然硬い(かたい)もので頭を思い切り殴られた。
「痛い!!」
「オドレハヤベン魔!!やっつけてやる!!」
「いたいいたいいたいいたいいたいいたい!!」
その上に、殴るけるの暴行を受けてボロボロに傷ついた。
夕方5時頃であった。
担任は、ボロボロに傷ついている
「松ヶ花…オドレはなんで笠島からきつい暴力を受けたのか…と言うことがまだわからんのか!!」
担任の先生の言葉に対して、
「分からない…」
「ほんなら退学届出して出て行けばええ…オドレのようなヤル気のない生徒はいらん!!」
「ぼくはいらない生徒ですよ…」
担任は、ますます居直った声で言うた
「松ヶ花…オドレと同い年の子たちは今ごろ卒業後の進路を決める時期なんだぞ…来年の春に卒業式を迎えるのにオドレは高校1年生のまま…くやしいとはおもわんのか!?」
しかし、担任はものすごく冷めた目つきで
「あかんな…オドレはハヤベン魔だからなにをやってもあかんな…オドレのようなハヤベン魔でどうやって同い年の子たちと渡り合って行くのだ…あきらめて退学届出して出て行けや…オレはハヤベン魔のオドレはいらん…気を落とすなよ…」
ふざけるなよ…
ふざけるなよバカセンコウ…
オレをグロウするだけグロウしやがって…
なにが気を落とすなだ…
もう怒ったぞ…
許さない…
その日の夜9時過ぎのことであった。
知人の奥さまは、
しかし、
しかし、奈美たち家族は
時は、7月24日の朝7時20分頃のことであった。
家の居間の食卓には、奈美と
思い切りブチ切れた奈美は、
小鉢は、
奈美は、よりし烈な声で
「
「なんだよぉ…」
「ゆうべ何時頃まで知人の家にいたのかしら!!」
「何時頃て…」
「
「悪かったよぅ…」
「そのように想うのであればうちにいてください!!うちは
端で聞いていたひさとは、奈美に対して『朝からひどいことを言うなよ〜』と言うた。
奈美は『あなたは口を出さないで!!』と言うたあと、ひさとに対してよりし烈な不満をぶつけた。
「あんた!!そのように言うのであれば正社員になってから言うてよ!!契約社員のくせにえらそうにしないでよ!!…うちは今、なえちゃんが土佐泊女学院の幼稚園部に合格するために必死になっているのよ!!土佐泊女学院に合格できたら幼稚園から大学院まで25年間毎日毎日毎日毎日…毎日が天国なのよ!!」
奈美から強烈な声でグチグチ文句を言われたひさとは『やかましい!!契約社員で悪かったな!!』と逆ギレを起こしたあと家から出て行った。
端で聞いていた
家から出た
オレ…
この先…
どうすればいいのか…
分からない…
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