第4話


 ロウと別れて宛の無い旅をしていたリョウは人が嫌なら山にでも暮らそうと決心した。

決めたら即行動するリョウは街の見えない山奥に居を構えたロウの所で培った技術を使い家が一軒建てれる場所を平らにならし薪にするためある程度の伐採をし創造魔法で米や野菜を作れ食べれる物を作成した夕暮れ前に家を作り平屋の5LDKと広い場所を陣取った。


さすがに山の中見たこと無い動植物の目白押しにリョウもビックリしていたが数ヶ月もすればなれたもんである鑑定様々であった田畑を少しずつ広げていき1人が暮らすには十分な量を収穫でき趣味の酒作りに精を出していた、そんな生活が1年が過ぎると芋麦蕎麦の焼酎が出来上がったこれで晩酌にも事欠かず見実りの時期を向かえていた。

家を中心に100m四方の畑を毎日収穫していたが収穫が間に合わずに腐らす野菜もあったそれでも勉強代だと考えて来年は少し減らすことを誓った。

魔法の研究が実りやっと分裂魔法と回復魔法が完成したのはここに住んで3年目の春であった自分で自分を見てみると神経がズタズタになっていたが一月かけてどうにか癒着剥離もうまく行き健康に戻った、瓶を創造魔法で作りだしリョウの今出来る最高のポーションを10本予備に置いていた。


ここにきて5年目誰とも接触していない事に気がついたリョウは行動範囲を広げていき麓に降りると町があったそれでもいい勇気を出して町人に会いに歩こうとするが脚が動かず家に逃げ帰るのだった。だがそれが良かったのか町人が会いに来ることも数度有ったが貢ぎ物を置いて行くばかりだ日本人気質なのか貰い物をされたらなにかを返さなければと芋麦蕎麦酒を各種樽に入れて自分の限界に置いて帰ると今度は子供の女の子が居た、10歳から15歳くらいの子にどうしろと?良く分からず接触してみたら何でもしますから命だけはと何度も繰り返す結果口減らしか?と言ったらいえ違いますとのこと、仲良くなれれば村は救われるのですよね?と返してきたのでリョウはなにもしないから帰れといい放つ帰れませんと言うから理由を聞くと今から山を降りたら魔物のエサになります、ならば夜になったら帰ろうそれまで家に居ればいいと言い残し家に入るリョウ後ろから追いかけてくる女の子が居た、名前を聞いてないやおい名前は、ミレーユです。こうしてわずかながら交流を果たしたリョウであった。

夜になりミレーユを転移で下山させ後は知らん顔で転移で戻った。


麓の村サリー村ではなにもされなかったと言うミレーユの発言でなにもするまいと村長会議で決まった、それからはミレーユの独断で山に入ったことのある男衆を連れて月一度ミレーユが話相手になりに行くようになった。徐々に距離感が縮まりつつあったがいつもてみあげを持たせて転移で帰るルーティンになってしまう男衆はただ見ているだけみんなと仲よくなれればいいなぁーと思いながら今日とて転移でかえらせる。

山神ことシュウと交際?を続け1年が過ぎるとなんと別に2人の女の子が付いてきたアンジェリカとルシールである3人ともよりどりみどりな美少女だそれが人間不信の男に来るのか不思議でなら無いしかし美少女も切羽つまっていたのだオークと結婚されそうになっていたのだった、それは危ないと家に避難させそのオークはどこにいる?と聞くと村長の息子でございますと肩すかしをくらい渋々オーク?と対決することになった。


美少女3人と麓に降りると顔を真っ赤にしているオークに似た大男がドスンドスンといわせながら歩いてきているリョウも大男である二メートルを少し切るくらいなのに少し見上げてしまうほどである、近くで見れば素人歩きなので膝にけりをお見舞いしてやったら赤子のようにギャンギャン泣いていた片場の刀で首に添えてこれ以上邪魔をするなら切ると脅すと顔を縦に降り町に帰っていったがまだやることがある町長に落とし前をつけさせねばならない、町に悠々と歩いて行くと1組の夫婦が町から逃げ出しグレートデンのような大型犬犬に襲われ亡くなったその後俺を見ると遠吠えを唸って去っていった、3人に残るか着いてくるかと尋ねたら即答で着いてくると言うから町民になにかあれは山に来いとだけ言い残し転移で山の家に帰った。




















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