広
Rotten flower
第1話
「この世界って
どこかで誰かが呟いた。
ただそれだけであり、誰もなにも思わなかった。
男の前は歪んでいる。
ただの時空の歪みであるならまだ良しなのだが、なぜかそこには無限なる空間が広がっていそうなほどに興味がそそられそうになっている。
三を数える前に男はその歪みに入ってしまった。
男が目を開ける。陰湿な空間にいた。
後ろを振り返る。もともと生きていた世界に戻れそうなポータルがあった。
あんなところに誰が戻るか。と言わんばかりに目を閉じ前に進みだした。
男はこの世界を歩き続けたが何もない。
比喩でもなんでもなく、ただただ地平線の
男は呟いた。
「この世界は
広 Rotten flower @Rotten_flower
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