第4話 あなたは、知っていますよね?なぜ、小さなころから、2B 、3B、4B、5B とかの濃い鉛筆を使わされていたのか…。知っていますよね?

 また、ロマンシングなあの夢だ!

 俺は、夢の中で、何かを奪われていた。

 「な なにをする きさまらー!」

 そう叫んだら、夢から目覚めてしまう。

 俺ら、注目されているのかな。

 オンリーワンで、世界に 1つだけの花を咲かせる教育で生きてきた、俺ら!まわりに、めちゃくちゃ、愛されています!

 「金が、ないよう!」

 泣けば、やさしくされます。国は、シューショクヒョーガキ世代っていう人たちに、金を出させてくれました。

 「仕事が、ないよう!」

 泣いたら、国がまた、動いてくれました。

 シューショクヒョーガキ世代の人たちに、仕事のポストをいただいちゃいました。じいじやばあばも、協力してくれました!

 学生時代が、なつかしいっす。ファイトやザエボスっていう名の友人と、LINE交換。盛り上がっています(ファイトやザエボスも、日本人男子の本名です)。

 そうそう!

 俺、ガラハドは、「やり直しができる」っていう能力を手に入れました!

 やり直しのきかない世代とは、違う!

 その、やり直しのきかない世代から、金も仕事も奪えちゃう俺らの世代って、何?何度もいうけれど、絶対に、返さないからね!

 こんなピンチも、やり直せ!

 「朝、もうちょっと、寝たいとき」

 「テストの問題で、わからない問題に出くわしたとき」

 「学食で、ねらっていたものが、売り切れていたとき」

 「はしの持ち方が変だと、笑われたとき」

 「学食が休みのときに頼りにしていたパン屋が、閉まっていたとき」

 「ようやく買えたパンを、小学生に、カツアゲされたとき」

 「あれを見ようとして、18歳未満はダメですよって、怒られちゃったとき(18歳をすぎていても、あの世代は、中学生くらいに見えてしまう)!」

 やり直せ。やり直せ!

 やり直しがきくのが、俺らの世代の強み!

 「3Bや4Bの鉛筆しか使ったことがなく、会社で、HBの鉛筆で字を書いたら、「ふぁっ、何この字?」って、驚かれたとき!」

 そんなときも、やり直せば良いんだ。

 (←なぜ、小さなころから、2B 、3B、4B、5B とかの濃さの鉛筆を使わされるのか、理由を知らない子や親も多いらしい。俺ら今どき世代は、お猿さんの赤ちゃん。しっかり、モノをつかめない。当然、俺らの世代が、HBやBの鉛筆で字を書くと、字がへろへろで、学校の先生とかが読めない。だから、仕方がないんで、濃い鉛筆を使わせていたんだよ?知らない人、いたでしょ?)





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る