第3話 知ってるかい?俺ら新卒の体力は、高齢者レベルなんで。剣と魔法の世界では、まず、生きられません。って、俺が言うのも何なんだが。

 クローディアさんは、きれいな子だよ。

 そうそう。

 もっていたぬいぐるみから、サ○ラ大戦のアイリス(イリス・シャトーブリアン)を、思い出しちゃったぜ。

 「ジャン」っていう名前の男が、ついていたなあ。

  あの人も、護衛?美人なクローディアさんを守りたくなる気持ち、わかるな。

 そういえば、サ○ラ大戦の、アイリスの抱えているぬいぐるみは、「ジャンポール」っていう名前じゃなかったか?それもまた、ジャン…。おっと、関係ないか。

 他にも…。

 「シフ」

 目の鋭い子、だったなあ。

 アマゾネスっていう感じ。あ、そういう言い方は、まずいか。

 とりま、この子とは、ケンカしないようにしよう。

 俺、負けそう。

 いや、負ける。

 俺ら新卒の体力は、高齢者レベルなので。

 「バーバラ」

 美人な踊り子って、感じ。

 新卒っていうよりも、中途採用組に見えたけど?年上女性な、魅力?この人は、アメジストの指輪をしていたっけ。

 「友達、大好き!」

 新卒入社、スーパー、楽!

 友達、友達!

 新人研修って、良いよな!いろいろなことを、ひひ、手取り足取り、ひひ、教えてもらえちゃうもんな。

 「自分でやれ」

 「予習をしなさい」

 「自己責任」

 そういう、厳しいルールで育てられた世代は、俺たち世代を見て、どう思うんだ?

 俺たちの世代も、厳しいけれどね。

 「入社先にいる女の子に、アレをしてはならない」

 「更衣室に、盗撮カメラを置いてはならない。もちろん、盗聴器も」

 「会社の機密文書(社外秘文書)とかをスマホで勝手に撮って、SNSで拡散してはならない」

 「戦闘が、1時間たっても終わらない(←ロマサガなバグです)」

 「ループ現象で、いつまでたっても町から出られない(←バグです)」

 「キャラのすべてが、フリーズ(←あきらめて、リセットしましょう)」

 「お前はもう、死んでいる(←それは、困りましたね)」

 「おやつは、300円まで」

 ほら、厳しいだろう?

 日本の、ピンチ!

 電気代とかも上がって、生活のルールが、きつくなるばかり。

 今の日本の生活は、甘くない!

 働かないおじさんやおばさんたち、まだ、生きているからね。いつ、日本から、いなくなってくれるんだろうねえ。

 ムズゲーRPGの、予感。

 じいじやばあばたちが、会社からいなくなってくれたと思ったら、定年の延長やら、再雇用やらで、会社に戻ってきちゃったし。

 残念!






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