ビッチな私は、物静かな君に恋をした

莉亞   短編

第1話 クラブ



18歳 麻衣。 風俗嬢










人生告白された回数は

んんん〜っと、、、ぉ

13人くらい?


めっちゃモテてたわけぢゃないけど

モテてなかったは嘘になるくらいかな…



けどずっと昔から可愛い可愛いって

言われて、浮かれていた自分はいた

気がする。

そんな可愛いんっだったら

いい人生送るよね!!私!













って高校生の時まで

思ってたのに。










私は風俗嬢、毎日CLUB通い。




どこで狂っちゃったのかな。

何で風俗なんかしてんの?

わたし。

なにしてんの。 

















風俗で嫌なおっさんとH


「今日も一日頑張りました

さて、CLUBに行くぞー!!」

そう自分に言う。


CLUBは、好みの男性に誘われたら

自分で選ぶ事が出来る

まさに、パラダイス




いや、Hが好きな訳ぢゃない。

仕事頑張ったし

せめて自分の好みの男性と

楽しく過ごしたいだけ。



だけ、なのに

CLUB= お持ち帰り

one night

このイメージ通りに毎度なってしまう私




【お姉さん、1人?!】

【一緒踊ろうよ〜!】


好みぢゃなければフルシカト

好みだと、笑みが、つい。



【仕事何してるの〜?!】

好みの男性の質問に一瞬固まる


【… 風俗なんて言えるはずがない。】


【飲み屋だよ!】

平気な顔で言う

【行きたい!どこどこ⁇】


【… 会員制なんだよね!】

内心、適当に出た会員制

飲み屋の友達が言ってたな…

ラウンジとかなんとか


【いくらなの?!】




【… ん〜】【〜なんでぇ?】

聞こえてるけどCLUBのうるささを

言い訳に

なんとかごまかす私。



根掘り葉掘り聞かれても

分かるわけがない!





私風俗嬢なの!

心の中で叫んだ。



CLUBに行くたび、この

会話の流れがお決まりの

エンドレス。








私は


生きて行く為に働き

嫌な思いをしてはCLUBで凌いでいただけ。

ただそれだけの、今を生きていた。




そして明日、私は生きて行く為に

また仕事に向かう。




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